【FP執筆】今日の記事は、どれも同じに見える自動車保険を、保険のプロが分かりやすく!、数々の個人コンサルした経験をふまえて、
本当のおススメはどれなのか?
主要14社の比較とランキングを使って紹介します。
ネット上やブログには、さまざまな評判や口コミがあふれていますが、実際のところどうなのか??
自動車保険のプロの視点で、しっかりとレビューします。
今回も3者対談でお送りします。

比較とおすすめランキングだよ。
私、自動車保険にかなり詳しくなりました。
家で両親に、保険会社ごとの違いとか教えてあげたら、『よく勉強してるねぇ』って感心されちゃいました(^^♪

どれも同じに見える自動車保険でも、【代理店型】か【ネット通販(ダイレクト)型】でもかなり違っていたからね。
車を運転する全ての人が、自動車保険に詳しくなってほしい。
そして、安心できるピッタリの自動車保険を選んでほしいと思うよ。
今回は、今までの総まとめをランキングでお送りしよう!

今回は、自動車保険の販売資格と、
上級資格(損害保険プランナー)を保有する筆者が、
厳選して選んだ評価ポイント!!をもとに、以下の目次でお送りします。
自動車保険比較・おすすめランキングで評価した!
保険料のランキングで比較した結果!
まずは保険料からだ。
実際には、その時の試算条件によるので一概には言えないけど、ここではオリコンの【保険料部門】での、顧客満足度ランキングを紹介しよう。

2019年度オリコン【保険料部門】顧客満足度ランキング
順位 | 保険会社名 | 区分 |
---|---|---|
1位 | セゾン自動車火災 (=おとなの自動車保険) | ネット型 |
2位 | ソニー損保 | ネット型 |
3位 | SBI損保 | ネット型 |
4位 | チューリッヒ | ネット型 |
5位 | イーデザイン損保 | ネット型 |
6位 | アクサダイレクト | ネット型 |
7位 | 三井ダイレクト損保 | ネット型 |
8位 | AIG損保 | 代理店型 |
9位 | 東京海上日動 | 代理店型 |
10位 | 三井住友海上 | 代理店型 |
ランク圏外 | あいおいニッセイ同和損保、 損保ジャパン日本興亜 | 代理店型 |
【保険料満足度】だから、上位ほど保険料が安い。
予想通り、1位~7位まではネット型自動車保険が独占している。
8位以下の代理店型は中間に代理店を経由することもあり、保険料が高くなっているね。
試算条件によるから、必ずしもこの順番ではないけれど、参考になるランキングだ。
事故対応の満足度ランキングはこれ!
つづいて、事故対応のランキングだ。
【自動車保険】が本当に役に立つかどうか??は、結局のところ、実際の【事故対応】だと思う。
安いのも大事だけど、事故したときに、満足のいく対応をしてくれるのか??
というわけで、【事故対応の満足度】についての、外部評価機関のランキングを転記した。
J.D.パワー2019年自動車保険【事故対応】満足度調査
順位 | 保険会社名 | 点数(1,000満点) |
---|---|---|
1位 | ソニー損保 | 724 |
2位 | イーデザイン損保 | 719 |
3位 | 損保ジャパン | 706 |
4位 | 東京海上日動 | 697 |
5位 | セゾン自動車火災 | 694 |
6位 | 三井住友海上 | 687 |
7位 | AIG損保 | 682 |
8位 | あいおいニッセイ同和損保 | 677 |
9位 | アクサダイレクト | 668 |
10位 | チューリッヒ | 662 |
11位 | 三井ダイレクト損保 | 656 |
12位 | SBI損保 | 650 |
J.D. パワー 2019年自動車保険事故対応満足度調査 より

ちなみに、J.D.パワーというのは、こんな会社だ。
日本国内では1990年から事業をスタートし、CSに関する調査やコンサルティングを行っている。
各社の公式サイトだと、社内評価だけになってしまうから、外部評価で客観的に見たほうがいいと思って、このランキングを掲載した。
ちゃんと対応してほしいですからね。

代理店型がランキング上位でなかったのも意外なところだ。
ドライブレコーダー特約の有無は要チェックだ!
でも代理店型しかなかった気がします。

そうだね。
月々650円~850円でドライブレコーダー特約が付けられる会社があった。
ドライブレコーダー特約の各社比較
保険会社名 | 内容 |
---|---|
東京海上日動 | 自動通報と、ドラレコ機器でのオペレーターとの音声通話 |
三井住友海上 | |
あいおいニッセイ同和損保 | |
損保ジャパン日本興亜 | 自動通報のみ(ドラレコでの音声通話は不可) |
ネット型保険では、まだドラレコ特約はない。
最近はあおり運転とか、危ないドライバーもいるからドラレコを付けている人も多いけど、保険会社のドラレコ特約は、ただ貸してくれるだけじゃなくて、ドラレコ端末で通話ができたからね。
自動車保険も進化している。これは大きなポイントだったね。
自動通報するから、こちらから連絡しなくても、保険会社の事故担当が『大丈夫ですか??』ってドラレコ端末を通じて話しかけてきてくれるサービス。※損保ジャパンは通話サービスはない。
事故対応で、リアルタイムなサポートを望むなら、ドラレコ特約がある会社で比較するといいと思う。
事故現場への駆けつけサービス(SECOMやALSOK)の有無も要チェック!

そうだね。
SECOMやALSOKが事故現場に駆け付けてくれるサービスは、女性ドライバーは特に心強いと思うよ。
もし、事故した相手が怖い人だったら。。と思うと。
自分の大切な人には、こういったサービスで守ってほしいと思う。
警備会社の駆け付けサービスがある会社
内容 | 保険会社名 |
---|---|
SECOM(セコム) | イーデザイン損保 |
セコム損保 | |
ソニー損保 | |
ALSOK(アルソック) | セゾン自動車火災 (=おとなの自動車保険) |
楽天損保 | |
損保ジャパン日本興亜 ※ドラレコ契約のみ |
ネット型が多いから、代理店型の保険もこのサービスを取り入れてほしいと思うな。
事故現場での電話代理応答サービスの有無も検討ポイントだ!
実際に、事故が起きた!ってなったら、あせると思う。
そんなとき、保険会社のコミュニケーターの人が、事故の相手方とその場で話をしてくれる会社があったね。

事故現場での電話代理応答サービスがある会社
・ソニー損保
・イーデザイン損保
・楽天損保
・AIG損保(※ミューズ特約を付けた契約のみ)

ネット割引の優劣を比較した結果!
ネット型自動車保険は、インターネットで申込みしたらネット割引が使えたね。

そう。
詳しい割引額は、別でリンクしている各社レビューをみるとして、今日はネット割引の優劣として、以下でカンタンにまとめたよ。
ネット割引が2年目以降も減らない会社
・イーデザイン損保
・セゾン自動車火災(=おとなの自動車保険)
・SBI損保
ネット割引が2年目以降は少なくなる会社
・アクサダイレクト
・チューリッヒ
・三井ダイレクト
・ソニー損保
初年度は1万円以上割り引かれたけど、2年目からは小さくなる会社が4社もある。ここも抑えておくべき比較ポイントだったね!
申告した走行距離を超えたらどうなる?チェックと比較!
ネット型自動車保険は、1年間の走行距離が短い=保険料が安い、ということになっているが、走行距離といっても、注意点があった。

そう。
過去1年間の走行距離を申告する会社は、【過去の距離】だから超えても追加保険料はいらないけど、【未来の予想距離】を申告する会社は超えた時には連絡して追加保険料を支払うことになっている。
申告した距離を超えても追加保険料がいらない会社※過去の距離を申告
・イーデザイン損保
・セゾン自動車火災(=おとなの自動車保険)
・SBI損保
・三井ダイレクト
予定走行距離を超えたら連絡して追加保険料を支払う会社※予定の距離を申告
・アクサダイレクト
・チューリッヒ
・ソニー損保

ロードサービスは比較するが基本的に大きな差はない
ロードサービスは、各社とも標準装備(※一部外せる会社もある)なので、事故や故障など、トラブル時に24時間365日、来てくれる。
いちおう、各社のロードサービスを比較すると、細かな違いは、ある。
・レッカーで搬送先を指定するときの制限距離数が違っていたり
・ガス欠になった時に、10リッターまで無料とか、全部有料とか
・宿泊・帰宅費用まで出してくれる会社と、そこまでは出ない、とか
・イベントのキャンセル費用まで出してくれる会社がある、など
細かな違いはあるものの、だからこの会社を選ぼう(もしくは避けよう)、というまでの決定打になるような違いはない。

ネット型と代理店型では決定的な違いが!
まず、24時間365日の事故【対応】をしてくれるのが、代理店型だ。
対応にスキマの時間がない。
あと事故対応や契約手続き、変更手続きの時に担当代理店のサポートが受けられるのも、代理店型の特徴だ。
ネット型では、24時間365日の事故【受付】となり、すべての対応をしてくれるわけではない。
その日のうちに対応、と書いてはいるが、時間帯によって、対応できる内容に限りがあるのは、ネット型自動車保険のデメリットでもある。
保険料が安い分、コストを抑えているので、そこはユーザーとして理解しておかなければいけないよ。

まとめ&その他
ランキングや、各種サービスの有無をまじえて比較してきたが、すべてにおいて1位、という保険はないのです。
重視するポイントや使い方、保険料を比べて、より充実した自動車保険を選んでほしいと思います。
ただ、実際、どこが一番安いの?? 手厚いの??というのは、条件によって変わるのです。
(車種や年令、都道府県や、走行距離、車両保険を付ける、付けないなど。。)
なので、実際にその条件で比べてみないと分からないのです。
なので順番としては、
まずは、保険料をチェックする。
1回の入力で、複数(最大20社)に見積もり依頼ができる『保険スクエアbang! 自動車保険』の見積⇩
は、ぜひ使ってみて下さい。
そこで、保険料がいくら??を確認して、何社かに絞ってから、またこの記事に戻って再確認をしてほしいです。

自動車保険をもっとくわしく見たい人は。。。

こちら⇒【自動車保険】シリーズ
きっと役に立つと思います。

こちら⇒【生命保険の選び方】シリーズ

読んでいただき、ありがとうございました。