第一フロンティア生命・プレミアカレンシープラス2の評判やデメリットなどFPが解説!

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米ドルや豪ドルといった為替レートの変動と金利の高さで、円換算での目標達成を狙っていく、という少々難しい商品です。

銀行や保険代理店でよく勧められていますが、仕組みの難しさや、為替リスク、契約時費用(手数料)、外貨一時払い特有の、注意点やデメリットもあります。

難しい商品とは思いますが、ネットの評判や口コミでは、間違った情報や、勘違いも多かったので、この記事では、専門家としてできるだけわかりやすく、プレミアカレンシープラス2の、デメリットや注意点を中心に、詳細やメリット、長所短所などの特徴を、お伝えしていきたいと思います。

ではまず、デメリットの前に、プレミアカレンシープラス2の基本的な商品内容からです。

第一フロンティア生命・プレミアカレンシープラス2の商品内容

名称内容
商品名第一フロンティア生命・プレミアカレンシー・プラス2
正式名称:通貨指定型個人年金保険(米ドル・ユーロ・豪ドル)
保障内容外貨建ての一時払い個人年金保険で、運用通貨を米ドルか、豪ドルかを選択。
運用期間を、3~10年の間で選択し、増加した積立金(年金原資)をもとに、一括や年金(分割)で受け取る商品。
目標額を設定し、達成後は円建ての終身保険に変えることもできる。
最低金額・最低1万ドル(米ドルで、約110万円、豪ドルで約80万円)~可能。
※円ぴったり入金の場合は、最低100万円~可能。
取扱範囲等・契約可能年齢: 0才~87才まで
・保険期間: 運用期間は3年、5年、6年、10年のどれかを選択するが、終身に移行もできる
・保険料払込方法: 一時払いのみ(第一フロンティア生命の指定する口座に振り込み)
・非喫煙者割引: なし
・配当金: なし
・健康診査(告知): 不要
その他・パンフレットには、米ドル、豪ドル、ユーロの3種類から選択する、となっているが、2019.1月時点でユーロの取り扱いはない。
※2019.1月時点の情報です

公式HPの情報はこちらです↓
http://www.d-frontier-life.co.jp/products/product.html?product=137&agency=27

第一フロンティア生命・プレミアカレンシープラス2は、外貨建の一時払個人年金保険で、米ドルにするか、豪ドルにするかは、契約時に選びます。

パンフレットには、ユーロも選べると書いていますが、2019.1月現在、ユーロは取り扱いを停止しているようです。

個人年金、というと、若い時から毎月コツコツと積立をしていき、将来貯まったお金を一括や分割で受け取るイメージがあると思うのですが、この商品は毎月コツコツではなく、保険料は一括払い(100万円以上)で契約し、契約者が決めた目標に到達したら、自動的に運用成果(つまり利益)を確定してくれる、という商品です。

※目標設定をしないタイプも選べますが、この商品に関しては、目標達成を目指す仕組みがウリだと思うので、目標設定ありで検討する人がほとんどと思います。保険業界では、こういった目標設定型の商品をターゲットタイプと呼んでいます。

第一フロンティアのプレミアカレンシープラス2も、よくあるタイプのターゲットタイプの商品で、仕組みを簡単に説明すると、

・契約者が預けた一時払い保険料は金利の高い外貨(米ドルか豪ドル)で運用されて増えていきつつ、

・1年経過後からは、ドル円の為替レートの変動で、契約者が設定した円建てでの目標(105%~200%の中で設定)に到達できたら、そこで運用は終了し

・円建ての終身保険に移行する、というもの。

パンフレットを読むと、

円建て終身保険に移行してからは、

・①円建ての終身保険としてそのまま保有

・②解約、減額して解約返還金額(円)の受取

・③終身保険に変えて、年金で受取

のどれかが選べる とありますが、

①円建ての終身保険に移行しても低金利であまり増えないので、②一括解約して日本円で受け取って終了する、という使い方をするようなイメージです。

運用期間中に目標達成しなかった時でも、外貨建てでは積立金が増えているので、一括や分割で受け取ったり、外貨建ての終身保険に移行して、目標達成を継続して狙うこともできるようです。

また、外貨の運用のベースとなっている積立利率(※これが超重要なポイントです!!)は、毎月(1日と16日)に見直されて契約したときの利率が運用期間(3~10年で契約者が選ぶ)中に適用されるので、高い時期に契約している方が有利ということになります。

参考までに、2019.1月時点の積立利率は、以下のようになっています。

運用期間(米ドル)
積立利率
(米ドル)
実質利回り
(豪ドル)
積立利率
(豪ドル)
実質利回り
3年2.43%1.56%1.78%0.92%
5年3.12%2.38%2.01%1.28%
6年3.13%2.43%2.02%1.32%
10年3.30%2.66%2.73%2.09%
(2019.1月時点)第一フロンティア生命・プレミアカレンシープラス2の積立利率
(ちなみに、男女や性別での違いはありません。)
米ドル10年だと、3.3%なので、日本円建ての商品に比べると、かなり高い利回りだと思います。

なお、プレミアカレンシープラス2は生命保険ですが、運用メインの金融商品なので、支払った一時払保険料を上回る大きな死亡保障はついていなくて、
被保険者の死亡時には、基本保険金額か解約返戻金のどちらか多い方が、遺族(死亡保険金受取人)に支払われる、というものです。

続いて、「第一フロンティア生命・プレミアカレンシープラス2」の主なデメリット、注意点などをお伝えします。

第一フロンティア生命・プレミアカレンシープラス2のデメリットや短所・注意点など

△①契約したとき、契約時費用として、2.5~6.0%が差し引かれてしまう

プレミアカレンシープラス2のデメリットのひとつとして、ネットの評判でもよく書かれていますが、契約時費用として2.5~6.0%(運用期間で変わる)が最初に差し引かれてしまうことです。

契約時費用って何??という感じですが、要は、契約者が支払う契約時の手数料です。

この、契約時費用は、契約する運用期間によって異なり、下表のようになっています。

運用期間契約時費用
3年2.5%
5年3.5%
6年4.0%
10年6.0%
(2019.1月時点)第一フロンティア生命・プレミアカレンシープラス2の契約時費用

運用期間が短いと契約時費用は安いですが、期間が短いと増えにくいです。

なので、運用期間10年で検討することが多いのですが、6.0%が積立金から差し引かれる、というのは、無視できない費用でしょう。

6.0%が抜かれてしまうので、契約してからやっぱり気が変わって、2~3年で解約すると、ほぼ元本割れしてしまうリスクがあります。

△②一括払の契約なので、ドル高円安時の契約だと、少ししか買えない

プレミアカレンシープラス2は、契約時に一括払いでドルを購入する一時払の商品なので、契約した時(具体的には保険料を振り込んだ日)の為替レートが、ドル高円安(1米ドル140円とか)だと、ドルの購入量が少なくなってしまいます。

積立利率も大切ですが、一括払いの商品なので、将来の解約や死亡時に日本円で受け取ろうとしたときに、保有しているドルの量が少ないと、レートによっては円換算したとき、元本割れしている恐れもあるのです。

なので、契約時の為替レートは、かなり重要です。(筆者の感覚では、1米ドル125円を超えているようなタイミングでの契約は辞めておいたほうがよいのかな、と思います)

△③為替レートは常に変動するので途中解約は注意が要る

ドル建なので、日本円にした金額は為替レートによって常に変わります。

そのため、いざ解約して使いたい、となったときに、ドル安円高(1米ドル80円とか)だと、元本割れだった!という注意点があるのです

ちなみに参考として、過去、1993~2015年(23年間)でのドル-日本円の為替レートは以下のような数字でした。

 円/米ドル円/豪ドル
最大(円安)143.85円/ドル107.68円/ドル
最小(円高)76.14円/ドル56.60円/ドル
平均107.31円/ドル80.67円/ドル
1993~2015年(23年間)での為替レートの推移
最大と最小とでは2倍近いことと、1年間の中でもプラスマイナス20%程度(豪ドルなら、40%程度)は動いています。

特に目的を決めない余裕資金なら、ドル高円安まで待てるかもですが、子どもの教育資金のように時期が動かせない資金なら、注意がいります。

△④日本円に変えるときに為替手数料がかかる

保険商品に限りませんが、外貨を円に(その逆も)換える時の為替手数料はかかります
プレミアカレンシープラス2の為替レートは、三菱UFJ銀行の為替レート(TTM)に1ドルあたり50銭(0.5円)の為替手数料がかかります。

△⑤年金額がいくらになるかは年金支払い開始日まで分からない

プレミアカレンシープラス2は、運用で増えたお金(年金原資)をもとに、年金受け取りが選べるのですが、この年金額がいくらになるか??は、年金支払いの開始まで確定していません。
(※「年金支払いのときの利率や死亡率などで変わる」、となっています)

一生受け取れる終身年金なら確定していない、というのも分かりますが、10年や20年の確定年金であっても、確定していないのは、、それってどうなの??と思ってしまいます。

設計書に、大まかな見込み額は表示されているものの金額が分からないというのは、不安が残ります。

△⑥市場価格調整がかかるので、解約時の市場金利によって解約返戻金が変動する

ここは専門用語も含めて少し難しく、分からなければ飛ばしても構いませんが、契約するなら知っておきたい要注意点です

プレミアカレンシープラス2に限らず、一時払いの外貨建て商品には、「市場価格調整」といって、解約返戻金が解約時の市場金利に左右される、という仕組みを採用している商品が多いです。
(プレミアカレンシープラス2も、途中解約するときには「市場価格調整」の影響を受けます)

この、市場価格調整、実はかなりのくせものです。

ちなみに、市場価格調整とは??、パンフレットには以下のように記載されています。

市場価格調整とは、市場金利の変動に応じた運用資産の価値の変動を解約返戻金に反映させる手法です。この手法により、解約、減額の際の市場金利に応じて解約返還金額が増減します

と書かれていますが、これを読んでも、??? ですよね。

ざっくり説明すると、
解約するときには、契約時の金利と、解約時の市場金利とを比較して、契約時の金利よりも解約時の市場金利が高い場合は解約返戻金が少なくなり、その逆に、契約時の金利よりも解約時の市場金利が低い場合は解約返戻金が多くなる、というもの。

解約時の金利が高いんなら、解約時のもらえる金額も大きいんじゃないの??と思いがちですが、実は、逆です。

なぜかというと、例えば、3.0%で契約した商品を、市場金利が2.0%のときに途中解約すると、保険会社はそれを市場に高く売却することができるため、その恩恵を解約返戻金に反映させますが、その逆に、3.0%で契約した商品を、市場金利が4.0%のときに途中解約すると、安くしないと市場に売れないため、そのマイナス分を解約返戻金に反映させて少なくなってしまう、というからなのです。

※ちなみに、市場価格調整は、運用期間(積立利率保証期間)の後半になればなるほど、(債券の残存期間が短くなるため)影響は小さくなります。

なお、この市場価格調整を受けないためには、契約者が始めに決めた運用期間ぴったりで解約することです。そうすれば、市場価格調整の影響を受けずに解約することができます。

以上、デメリットや注意点になります。

それでは続いて、長所やメリットもお伝えしますね!

第一フロンティア生命・プレミアカレンシープラス2(外貨建)のメリット・長所

◎①外貨建の商品のため、円建よりも利率が高い

利率が高いのがプレミアカレンシープラス2のメリットです。

積立利率は、月2回見直しされていて最新は、以下(公式HP)↓
http://www.d-frontier-life.co.jp/products/index_choice_18.html?product=137&agency=27

積立利率の過去の推移(2011.1月~)は以下(公式HP)↓
http://www.d-frontier-life.co.jp/customer/rate/tsumitateriritsu_history.html?param=index_choice_18&product=&agency=

日本円建ての似たような商品で検討しても、利率1%にもなりませんからね。。

◎②1年経過後の目標判定では毎営業日、為替レートをチェックしてくれる

プレミアカレンシープラス2の魅力は、外貨で運用するけれど増えて目標達成したら日本円で確定してくれる、ということなのですが、目標判定のなかで超重要な役割である為替レートのチェックは、契約してから1年経過したら毎日(毎営業日)、保険会社がレートをみて判定してくれるということです。

他社(例えばメットライフ生命・サニーガーデン)では、為替レートの目標判定を月1回のタイミングでしかやってくれない商品もあるのですが、プレミアカレンシープラス2は目標判定が毎日なので達成する確率が高いのがメリットです。

◎③円でもドルでも好きな方で受け取ることができる

プレミアカレンシープラス2の保険金、解約返戻金などは、円でもドルでも、契約者が好きな方で受け取れます。

受け取るときの為替レートをみて通貨を選べるのはメリットです。

◎④最低100万円(もしくは1万ドル)あれば契約できる

プレミアカレンシープラス2の最低契約単位は、1万ドルもしくは100万円(円ぴったり入金をする場合)~となっています。

外貨一時払商品は、最低でも200~300万円くらいからの商品が多い中で、100万円あれば始められる、というのは、手軽でよいと思います。

◎⑤運用期間3~10年という短いサイクルで契約できる

プレミアカレンシープラス2の運用期間は、3年、5年、6年、10年の中から好きに選べます。
この類の商品では、運用期間が10年や15年、長ければそれ以上の商品もある中で、比較的短い期間で契約できるというのは、運用に興味があって色々試したい人には、資金を長期固定化しなくてよいのでメリットでしょう。

運用期間を3年や5年で設定し、乗り換えをしていけばよいと思います。(※運用期間ピッタリで解約すると、市場価格調整の影響を受けなくて済みますからね)

◎⑥年金受取の選択肢のなかで終身年金が選べる

プレミアカレンシープラス2は、増えた年金原資をもとに年金受取を選べるのですが、選択肢のなかに、終身年金(つまり、生きていれば一生もらい続けられる)を選ぶことができます。

終身受取のプランだと、最低でも見込みの年金額が年間3,000ドル(日本円だと約33万円)以上からになるので、一時払い保険料が、ざっくり700~800万円以上でないと契約できないのですが、長生きの自信の人は検討してよいでしょう。

◎⑦死亡保険金は、一時払い保険料相当額が指定通貨建てで最低保証されている

プレミアカレンシープラス2では、被保険者の死亡時に、遺族に死亡保険金が支払われますが、この死亡保険金は、一時払い保険料相当額が外貨建てで最低保証されていることです。

具体的には、被保険者が死亡したときには、以下のいずれか大きい方の金額が支払われます。

・基本保険金額(外貨建の一時払い保険料相当額)※細かな計算式はありますが、ここでは省略します。
もしくは、
・死亡した時の解約返戻金額 となっています。

◎⑧保険加入時の告知(診査)が不要

プレミアカレンシープラス2は生命保険ですが、死亡して何倍も増える、という商品ではないので、契約時の健康状態の告知は不要です。 余命宣告や入院中でなければ、契約できる商品になっています。

◎⑨生命保険商品なので、破たんしたときの法的な保護がある

プレミアカレンシープラス2に限らず、生命保険商品には、保険会社の破たん時に生命保険契約者保護機構があって、責任準備金(積立金とほぼ同じ)の90%までは守られる、というセーフティーネットがあります。
(もし保険会社が破たんしても法的な保護があるということです)

銀行で預ける外貨預金だと、外貨預金は預金保険の対象外なので、より安心感があることです。

以上が、「プレミアカレンシープラス2」のメリットや長所、魅力になります。

一時払の外貨建て保険を検討するときに、押さえておきたいポイント

さいごに、今回のプレミアカレンシープラス2に限らず、一時払いの外貨建保険を検討するときに、押さえておきたいポイントをお伝えします。

将来の受け取りにむけて、外貨預金口座は作っておきたい(できればネット銀行で)

プレミアカレンシープラス2のような外貨建て保険は、為替変動があるので、ドル安円高(1米ドル80円とか)のタイミングだと、円でなくて外貨で受け取ることも、想定されます。
なので、外貨で受け取るための、外貨預金口座は作っておきたいところです。

ちなみに、あまり知られていませんが、外貨での受取は受け取る時に、銀行側での「受取手数料」がかかりますが、この手数料は、基本的に契約者の負担になっています。

受取手数料は(金額にもよりますが)、大手メガバンク(三菱UFJ、三井住友、みずほ銀行等)だと、1万円を超えるケースもありますが、ネット銀行(楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行など)だと、手数料をかなり安く抑えられます。

なので、実際に外貨で受け取るときには、ネット銀行で外貨口座を開設されることをおススメします。

ポイントは以上です。

プレミアカレンシープラス2の金利の高さは、円建にはないメリットだと思いますが、デメリットや注意点も確認されたうえで、
検討する時は、他社も含めて、

・マニュライフ生命(未来を楽しむ終身保険)

・アクサ生命(アップサイドプラス)

第一フロンティア生命(プレミアレシーブ)

なども一緒に、比べられたらよいと思いますよ!

マニュライフ生命(未来を楽しむ終身保険)なら、株式も含めて運用するのでより積極的に目標達成を狙えるという、特徴がありますし、

第一フロンティア生命(プレミアレシーブ)なら、目標達成型ではなく、毎年、運用利益を受け取ることができるタイプで高利率を楽しめたりします。

お役に立てば嬉しいです。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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