明治安田生命の個人年金・年金かけはし のデメリットやシミュレーション、評判などFPが解説!

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シンプルな個人年金として、日本生命(年金保険)や、住友生命(たのしみワンダフル)などと、よく比較されます。

ちなみに、明治安田生命には、以前は、「年金ひとすじ」という払込免除特約がついた商品(※現在は販売停止)があって、どっちを選ぶか?で悩む方も多かったのですが、現在は「年金かけはし」だけになっています。

明治安田の個人年金は、昔は積立利率が高かったのですが、、

・最近の低金利で、解約返戻金や、返戻率(受取率)は下がってしまい、

・保険料の払込も、口座振替のみ、で、クレジットカードのポイントが狙えなかったり、と、

ネットの評判をみても評価が低く、積極的に選ぶ理由は少ないかもしれませんが、今回の記事では、明治安田生命の個人年金のメリット、デメリットや注意点、詳細の内容や返戻率のシミュレーションなど、現役FPが徹底検証して、アドバイスしていきます。

まず、デメリットの前に、明治安田生命の個人年金の内容をかんたんにまとめてみます。知っている人はさっと再確認下さいね!

明治安田生命・年金かけはしは、シンプルな円建ての定額タイプの個人年金です。

固定金利で、将来に受け取る金額があらかじめ決まっているので、老後や教育資金などの計画が立てやすい、というメリットがあります。

個人年金なので、途中で被保険者が死亡してしまっても、大きな死亡保険金が出るわけではなく、銀行とか郵便局の貯金と似ていて、その時には積み立てた金額相当(具体的には、既払い込み保険料相当)が遺族に返還される、という仕組みになっています。

特約として、「個人年金保険料税制適格特約(無料)」をつければ、個人年金保険料控除を使えて、年末調整などで、所得税が節税になります。

具体的な内容は、以下でお伝えしますね!

ちなみに、公式HPはこちら⇒「明治安田生命の年金かけはし」です。

まずは、基本的な内容からどうぞ!

明治安田生命・年金かけはしの商品内容詳細

名称内容
商品名明治安田生命・年金かけはし
正式名称:5年ごと利差配当付個人年金保険(2011)
主契約・円建で運用する個人年金保険。
保険料払込期間中に被保険者が死亡したときは、既払込保険料相当額が返還される。
年金種類確定年金(5、10年のいずれかを選択)
特約個人年金保険料税制適格特約:以下の4つすべて満たせば適用可。
①年金受取人は契約者またはその配偶者のいずれかであること
②年金受取人は被保険者と同一人であること
③保険料払込期間が10年以上であること
④確定年金の場合、年金支払開始日における被保険者の年齢が60歳以上かつ年金支払期間が10年以上であること
取扱範囲等・契約可能年齢: 20才~55才(払込期間等により異なる場合があり
・払込方法:月払い、年払い。口座振替。
その他・非喫煙者割引:なし
・健康告知:不要
・配当金:あり
※2018.6月時点の情報です

それでは、解説をしていきますね!

明治安田生命・年金かけはしは、

円建の個人年金で、受け取り期間は、確定年金で5年か、10年のどちらかを選択します。
年金でもらう代わりに、一括で受け取ることもできます。

また、保険料払込期間満了後、年金が開始するまで、「すえ置き」といって、1年~5年の間、すえ置いて受取額を増やす、というプランも選べます(契約した後で、すえ置き期間の変更はできません)。

よくある、シンプルな個人年金です。

では、実際に、明治安田生命「年金かけはし」のデメリットや欠点、注意点は、どうなのでしょうか?続いて説明していきますね!

明治安田生命・年金かけはしのデメリットや欠点、注意点など



デメリットや注意点など11項目ほど、お伝えしていきますね!

△①返戻率(受取率)が低い

この低金利時代なので仕方ないですが、「年金かけはし」の返戻率(受取率)は、かなり低いです。

まずは、男性のシミュレーションで、見てみましょう。

30才男性・毎月1万円を65才まで払い込み、65才から10年間、年金を受け取るシミュレーションです。

年金かけはし・30才男性、年金受取:65才から10年間、配当金含まず

経過年数年齢払込保険料累計(A)解約返戻金(B)返戻率(B/A)
5年35才60万円56万円93.8%
10年40才120万円116万円96.4%
15年45才180万円176万円97.7%
20年50才240万円238万円99.1%
25年55才300万円300万円100.0%
30年60才360万円360万円100.0%
35年65才420万円420万円100.0%
(2018.6月時点)明治安田生命・年金かけはし
30才・男性、保険料払込期間:65才まで
払込保険料:1万円/月
年金受取:65才から10年間(確定年金)
基本年金額:44.19万円/年※配当金は含まず
年金受取総額:441.9万円(返戻率:105.2%)

配当が出なかったという場合の例ではありますが、30才から75才までの45年間での受取率が、105.2%とは、あまりにも低いです。

つづいて、女性のシミュレーションです。

年金かけはし・30才女性、年金受取:65才から10年間、配当金含まず

経過年数年齢払込保険料累計(A)解約返戻金(B)返戻率(B/A)
5年35才60万円56万円93.9%
10年40才120万円116万円96.4%
15年45才180万円176万円97.8%
20年50才240万円238万円99.1%
25年55才300万円300万円100.0%
30年60才360万円360万円100.0%
35年65才420万円420万円100.0%
(2018.6月時点)明治安田生命・年金かけはし
30才・女性、保険料払込期間:65才まで
払込保険料:1万円/月
年金受取:65才から10年間(確定年金)
基本年金額:44.17万円/年※配当金は含まず
年金受取総額:441.7万円(返戻率:105.1%)

女性の場合でもほぼ変わらず、30才から75才までの45年間での受取率が、105.1%、ですから、こちらも低いです。

では、返戻率をあげるために、65才で払込終了したあとで、5年間すえ置くとどうなるでしょうか?シミュレーションをしてみました。

年金かけはし・30才男性、65才払込終了、5年間すえおき⇒70才から10年間、年金受取、配当金含まず

据置年数年齢払込保険料累計(A)解約返戻金(B)返戻率(B/A)
0年65才420万円420万円100.0%
1年66才437万円104.1%
2年67才439万円104.4%
3年68才440万円104.8%
4年69才442万円105.1%
5年70才443万円105.5%
(2018.6月時点)明治安田生命・年金かけはし
30才・男性、保険料払込期間:65才まで
払込保険料:1万円/月
年金受取:70才から10年間(確定年金)
基本年金額:44.97万円/年※配当金は含まず
年金受取総額:449.7万円(返戻率:107.0%)

2%ほどではありますが、

・すえ置きなし=105.2%

・5年すえ置き=107.0%

なので、少し返戻率があがりましたね!

それでも、30才から85才までの55年間で107%ですからね。。配当金がある程度ないと、メリットを感じにくいです。

ちなみに、具体的な保険料シミュレーションは、公式HPで試算できるので、詳しく知りたい方は⇒「年金かけはし保険料シミュレーション」でどうぞ!

△②物価の上昇(インフレ)に弱い

積み立てた保険料に対する返戻率が低いということは、物価上昇にも追い付かない可能性があります。

長い将来で、世間の物価水準が上がると、せっかく今まで積み立てたお金の実質的な価値が下がってしまう、デメリットがあります。

△③高度障害や障害状態になったときの保険料払込免除がない

世間一般で販売されている多くの保険商品では、保険料を払込している途中で、もし被保険者が重たい障害状態(身体障害1級など)になってしまったときには、それ以降の保険料は払わなくてもいい、といった払込免除が無料で付いているのですが、「年金かけはし」にはそれが付いていません。

△④死亡時の保障がついていない

個人年金ですから、途中で被保険者が死亡してしまっても、大きな死亡保険金が出るわけではなく、既払込保険料相当額(+数万円)のみの返金となっています。

なので、返戻率がそれほど変わらないのであれば、死亡保障が多めに確保できる低解約返戻金型の終身保険(たとえば、オリックス生命のライズなど)のほうがメリットがあるように思えます。

△⑤節税の効果が期待できない人にはあまり意味がない

「年金かけはし」は、「個人年金保険料税制適格特約」をつけて、所得税や住民税を節税できる効果があるのですが、マイホームの住宅ローンがあって、住宅ローン控除をうけて、所得税額がもともとゼロの人や、パート程度の収入で、そもそも所得税を払っていない人の場合は、そもそも返ってくる税金がないので、節税にならないことです。

△⑥「個人年金保険料税制適格特約」を付けるといくつかの注意点がある

明治安田生命に限った話ではないですが、年金かけはしに「個人年金保険料税制適格特約」を付けると、契約してから10年間は、保険料の払済(はらいずみ:それ以降の保険料の払い込みを停止して保険をおいておくこと)ができなかったり、途中で払い込みの保険料を下げても(減額といいます)、差額の解約返戻金は、減額したそのときは返ってこずに、年金支払いの時まですえ置きになることです。

△⑦クレジットカードでの支払いができない

「年金かけはし」は、クレジットカード払いができないので、ポイントを貯めることができません。

個人年金は、日本生命でも住友生命でもクレジットカードが使えてポイント還元が狙えるのですが、口座振替のみというのは残念ですね!

△⑧銀行などの預貯金と違って、資金の出し入れが簡単にできない

「年金かけはし」は個人年金なので、銀行や郵便局の貯蓄と違って、簡単には引き出せませんし、途中で解約すると多くの場合で支払った保険料よりも、マイナスになってしまうため、資金が長期で固定されてしまいます。銀行の預金であれば、預けた額よりマイナスになることはありませんからね!

△⑨契約してから短期間でやめると解約返戻金がかなり少ない

年金かけはしは、長期契約が前提の商品です。

たとえば契約してから5年で解約しても、支払った保険料の9割程度しか返ってきません。途中での解約は、さきほどの表のような返戻率になってしまうので、長期で積立ができなさそうであれば、契約は見合わせたほうがよいでしょう。せめて、20年間は支払っていくつもりでスタートされることをおススメします。

△⑩払込の途中での解約返戻金は、支払った保険料合計が上限

「年金かけはし」を保険料払込期間中に解約したときの解約返戻金は、支払った保険料が上限となっていて、これは他社と比較しても、かなり大きなデメリットでしょう。

パンフレットにもしっかりと記載してあります。以下↓

解約返戻金について:
保険料払込期間中に解約した場合の返戻金額は、既払込保険料相当額を上限とし、ご契約後一定期間内に解約した場合の返戻金額は既払込保険料相当額を下回ります

他社は、解約時に、今までの配当金をプラスしてくれますが、「年金かけはし」の、途中解約での解約返戻金は、最大でも今まで支払った保険料が上限、です。

パンフレットには、さらっと書いていますが、これはなかなか、きびしいです、、。

△⑪保険料が払えなかったときの、「自動振替貸付」や「契約者貸付」の制度がない

多くの貯蓄型の保険には、保険料の払込ができなくなった時に、一時的に、積立金の中から保険料を支払う「自動振替貸付」や、一時的にお金が要るときに、積立金のなかから、「契約者貸付」という制度でお金を借りることができるですが、明治安田生命の「年金かけはし」には、この機能が付いていません。

ですので、保険料が払えず、猶予期間が過ぎてしまったら、いきなり失効(解約)になるので、要注意です。

以上が、デメリットや注意点になります。

ただ、デメリットがある一方で、明治安田生命・年金かけはしのメリットとしては、

明治安田生命・年金かけはしのメリットや長所


メリットも、3つほど紹介しますね!

◎①「個人年金保険料税制適格特約」を付けると節税効果がある

個人年金ですから、生命保険料控除で、所得税や住民税の節税のメリットがあり、一般生命保険料や介護医療保険料控除の枠とは別に、個人年金保険料控除が使えます。

個人年金保険料税制適格特約(無料)は、以下の4つすべて満たせば適用できます。
①年金受取人は契約者またはその配偶者のいずれかであること
②年金受取人は被保険者と同一人であること
③保険料払込期間が10年以上であること
④確定年金の場合、年金支払開始日における被保険者の年齢が60歳以上かつ年金支払期間が10年以上であること

一例として、たとえば保険料を毎年8万円以上支払うと、所得控除額は、所得税で40,000円、住民税で28,000円控除されます。この場合で年収400万円の独身者だと、所得税と住民税とあわせて年間で約4,800円の節税の効果があるのです。

8万円支払って、4,800円が税金で戻ってくると聞くとかなりメリットがあるようにみえますね!

逆に言うと、年金かけはしは返戻率が低いので、節税の効果を使えないとメリットが出ないともいえます。

◎②配当金で増える可能性がある

配当金は、将来約束されたものではありませんが、特に今の契約は、かなり低い予定の前提で計算されているので、この予定よりも資産運用がうまくいく可能性はあるので、多少の配当金は期待できるのでは、と思われます。

◎③契約するときの健康診査がいらない

個人年金ですから、契約するときに、医師による診査や健康状態などの告知が不要になっています。

以上のように、メリットも3項目紹介しました。

さいごに

いかがでしたか?

明治安田生命・年金かけはしは、返戻率に関しては魅力が薄いですが、配当金に期待しつつ、年末調整などで所得税や住民税の節税のメリットで考えて、ご検討されてはと思います。

ただ、検討する時は他社の個人年金の、

住友生命(たのしみワンダフル)

日本生命(みらいのカタチ、年金保険)

三井生命(ドリームフライト)

マニュライフ生命(こだわり個人年金・外貨建)

ソニー生命(変額年個人年金)

や、一般的な、低解約型の終身保険(オリックス生命:ライズなど)

なども一緒に、比べられたらよいと思いますよ!

けれども保険は難しく、できるなら私が皆さんに直接コンサルすればよいのですが、そうもいきませんし、記事では伝えきれない所もあるので、対面での各社比較サービスをおススメしています。

以下で紹介している、①保険ゲート(来てくれるFP)②来店型保険ショップ(ニアエル)、とも無料ですから、セカンドオピニオン的に使ってしっかりと比較するのもOKでしょう!

無料なのに、コンサルのレベルはかなり高いようです(^^♪

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皆さまのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
下におすすめ記事を載せていますので、ぜひ一緒にご覧くださいね!

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