ソニー生命・変額個人年金のデメリットや評判、注意点などFPが解説!

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バリアブルライフ(変額終身保険)ほど有名ではないものの、FPなど保険の専門家からは、高く評価されることが多いこの商品。

ただし、かなり複雑な商品のため、(商品パンフレットを読んでも、本当に分かりづらい!)その魅力を伝えきれる営業マンが少なかったり、ネットで評判など検索しても、分かりやすく解説できているサイトをあまり見かけなかったり、と、これまでは積極的に案内されてきませんでした。

しかし、ここ最近、特に、2018年になってからは、保険の利回りが下がったこともあり、変額や外貨での資産形成を検討する機会は増えてくるでしょう。

変額保険はリスク商品ですが、ポイントや仕組みを正しく理解し、いくつかの注意点を抑えておけば、怖がることはありません。

むしろ、長期で契約する年金商品なので、メリットが出やすい商品になっていますから、今回の記事では、ソニー生命・変額個人年金を、できるだけ分かりやすく、メリット、デメリットや評判、注意点などを、現役FPの視点から、お伝えしていきます!

まず、デメリットの前に、ソニー生命・変額個人年金の内容をかんたんにまとめてみます。
知っている人はさっと再確認下さいね!

ソニー生命・変額個人年金は、年金支払い開始日に被保険者が生きている時に、契約時に決めた期間(5年か10年か15年)にわたって、年金を受け取る商品です。

契約者が支払う保険料は変動せず、契約者が選んだ特別勘定(要は運用先、ファンドともよばれます)の運用成果によって、受け取る金額(年金額や解約返戻金、死亡給付金)が変動します。
ちなみに運用成果には、上限や下限がなく、年金額や解約返戻金の最低保証もありません。

払込みの途中や年金を受け取っている途中で契約者が亡くなった時には、死亡給付金として遺族に保険金が支払われます(保険会社に吸い取られることはありません)

具体的な内容は、以下でお伝えしますね!

ソニー生命・変額個人年金の商品内容詳細

名称内容
商品名ソニー生命・変額個人年金保険
正式名称:変額個人年金保険(無配当)
主契約「特別勘定」という契約者が選択した8つのファンドの運用実績に応じて、受け取る金額(年金額、解約返戻金額、死亡給付金額)が変動する。年金開始前に死亡したときは、死亡給付金が支払われる。
年金種類確定年金のみ(5年、10年、15年のいずれかから選択)
特別勘定株式型、日本成長株式型、世界コア株式型、世界株式型、債券型、世界債券型、総合型、短期金融市場型 の計8種類から1%単位で自由に選択
取扱範囲等・契約可能年齢:20才~60才まで(※一時払いのときは70才まで可)。
・保険料:月払いなら3,000円/月~可。
・保険料払込方法:月払い、半年払い、年払い、一時払い。口座振替のみ。クレジットカードは不可。
その他非喫煙者割引:なし、 健康告知:要、 配当金:なし
※2018.6月時点の情報です

続いて、ソニー生命・変額個人年金、8種類の特別勘定です。
以下のようになっています。

ソニー生命・変額個人年金の8つの特別勘定

名称ベンチマーク運用方針
株式型日経平均株価上場投資信託(日経225型ETF)を主体に投資を行い、株式市場との連動性を確保する
日本成長株式型TOPIX追加型株式投資信託「フィデリティ・日本成長株・ファンドVA3(適格機関投資家専用)」に投資を行う
世界コア株式型MSCIワールド・インデックス追加型株式投資信託「ワールドエクイティ・ファンドVL(適格機関投資家限定)」に投資を行う
世界株式型MSCIワールド・インデックス有力な無形資産(ブランド)を保有する企業に注目し、更にファンダメンタルズ分析を行うことにより世界各国の株式に分散投資を行う
債券型中長期的に安定した運用利回りを確保することを目標に、円貨建債券を中心としたポートフォリオを構築する
世界債券型シティ世界国債インデックス金利の分析により、実質金利が高く、長短金利差が大きく、かつ経済環境が良好と判断される国に投資を行う
総合型円貨建債券ポートフォリオから安定した利息収入を確保しつつ、経済・金融情勢を分析し、中長期的に投資リスクに比べて期待収益率が高いと判断される資産に積極的に資産配分を行う
短期金融市場型短期金利短期債券および短期金融商品を中心に投資を行う

それでは、商品について、解説しますが、その前に。

そもそも、株とか運用とか、リスクがある、って聞くと、損するイメージしかないんですけど!っていう人がけっこう多いのですが、どうして、変額保険というものが世の中に存在するのか?
一言でいうと、インフレに対応するため、です。

保険は、長期の固定金利商品なので、今のような低金利の時に契約すると、将来の金利や物価が上がっても、物価上昇(インフレ)に追い付かずに、将来のお金の価値が下がってしまう、というデメリットがあります。

例えば、今現在、100万円の貯金は大金と思っていても、物価が上がってコーヒー1杯1万円、とかになると持っているお金の価値が目減りしますよね。

それがインフレということなのです。

なので、個人年金などの、長期の商品を検討するときは、インフレは絶対に、意識しておいてほしいですし、なので、インフレに対応した、変額保険のような商品があるのです。

そして、変額保険は、契約者から預かった保険料を、保険会社が、特別勘定(株式や債券といった商品、要はファンド)で運用し、運用成果を、良い時も悪い時も、契約者がもらう金額に反映させましょう、という商品です。

だから、
特別勘定(ファンド)選びも、、ものすごく、、重要です!

ソニー生命の変額保険の、特別勘定(ファンド)の選び方については、こちらの記事「ソニー生命の変額保険の世界株式の評判!選ぶ時のコツを徹底解説!」で解説したので、参考にして下さいね! 特に、「世界株式」の運用成果は、評判もすごいですよ!

ざっとお伝えすると、このような内容です。

では、実際に、ソニー生命・変額個人年金のデメリットや欠点、注意点は、どうなのでしょうか?続いて説明していきますね!

ソニー生命・変額個人年金のデメリットや注意点など


デメリットや注意点など9項目ほど、お伝えしていきますね!

△①運用成果は常に変動し、最低保証もない

変額個人年金は、高い運用成果が期待できますが、その反面、いつも好調というわけではありません。

払い込んだ金額よりも、少なくなることもありますし、最低保証もないので、運用成果が悪いタイミングで死亡してしまったり、解約してしまうと、もらえる金額が少ないことです。

△②年金を受け取る間も、特別勘定の運用によって変動する

デメリットというわけではないですが、注意点として、年金額を受け取っている期間中も、受け取る金額が特別勘定の運用成果によって変動するので、毎年、受け取る金額が変わります。
年金受け取り期間中も、運用成果によって、多くの金額をもらえる年もあれば、少ない年もあるのです。

△③保険料のすべてが運用されるのではなく、手数料がかかる

一般的な投資信託と同じように、諸費用が掛かります。
支払った保険料がすべて運用されるのではなく、特別勘定運営費用や保険関係費用が差し引かれて運用されます。

△④預貯金や投資信託と違って、資金の出し入れが簡単にできない

保険という長期の商品ですから、銀行などの預金とちがって、簡単には引き出せません。
資金の流動性は低く、途中で受け取るときには、解約請求書類を提出する必要があります。

△⑤契約後、短期間でやめると解約返戻金が少ない

ソニー生命・変額個人年金は、契約してからせめて10年以上は続けないとメリットが出にくいです。特に、10年以内の早期解約だと、返戻金が減ってしまいますし、契約して、2~3年で解約したときには、ほぼ解約金は返ってきません

△⑥「個人年金保険料控除」は使えず、「一般生命保険料控除」になる

個人年金なので、「個人年金保険料控除」が使えるんじゃないの?と思いますが、残念ながらソニー生命の変額個人年金は、「個人年金保険料控除」ではなく、「一般生命保険料控除」の区分になっています。

△⑦クレジットカード払いができない

ソニー生命は、この商品に限らず、クレジットカード払いができないので、カードのポイントを貯めたい人には少し残念なことです。

△⑧年払いや一時払いの契約は要注意(できれば避けたい)

ソニー生命・変額個人年金は、基本的に月払いで、年12回に分けて毎月、時間を分散しながら、ドルコスト平均法を活用して、資産を積み上げていく商品です。

年払いにすると、年に一回のタイミングで購入してしまうので、購入単価を引き下げる効果が少なくなりますし、まして一時払いとなると、かなりの注意点が必要です

たとえば、リーマンショックのような暴落があって、今が相場の底!と予測するならば、一時払いもアリとは思いますが、一時払いするのであれば、変額個人年金よりも、株式や投資信託を直接購入するか、保険でしたいのなら、一時払い系の運用型の外貨終身保険など、別の商品で検討したほうがよいと思います。

△⑨商品が複雑なので、ある程度の基礎知識はいる

ソニー生命・変額個人年金は、かなり複雑な商品だと思います。

日本人は、金融商品についての知識が乏しいとか、金融リテラシーが低いと言われますが、せめて、株って何?債券って何?ドルコスト平均法の仕組みとは?くらいは理解できないと、契約はさけたほうがよいと思います。

以上が、デメリットや注意点になります。

ただ、デメリットがある一方で、ソニー生命・変額個人年金のメリットとしては、

ソニー生命・変額個人年金のメリットや長所

メリットも、8つほど紹介しますね!

◎①インフレに強く、大きな収益が期待できる

変額保険のメリットは、大きな収益が期待できることです。

変動するのに、もらえる金額が少なかったら、リスクを取った意味がないですからね!

以下で、3パターンほど、シミュレーションを紹介していきますね。

条件は、30才男性、月々1万円の保険料で、70才まで保険料払込し、70才から基本年金額(毎年70万円)を15年間=合計1,050万円受け取るようなイメージです。
※基本年金額(70万円)は、あくまで仮の数値で、運用実績によってこの金額は変動します

※払込期間が70才まで、とは長いな!と思うかもしれませんが、「ある程度、利益が確保できた」というタイミングが来たら、返戻金が下がってしまう前に、70才になるまでの払込途中で解約をして受け取る(もしくは変動が少ないファンドに預け替え)ほうがより安全、という筆者個人の考えもあり、70才払込で設定。

まず最初のパターンは、基本となる運用実績3.5%の場合の例でご説明しますね!

パターン①:運用実績3.5%の場合

経過年数払込保険料累計解約返戻金(3.5%時)返戻率
5年61万円48万円79.4%
10年122万円118万円97.3%
15年182万円195万円106.7%
20年243万円285万円117.1%
25年304万円392万円128.9%
30年365万円518万円142.0%
35年426万円667万円156.7%
40年487万円842万円173.1%
(2018.6月時点)ソニー生命・変額個人年金
30才・男性、保険料払込期間:70才まで
払込保険料:10,136円/月
年金受取:70才から15年間(確定年金)
基本年金額:70万円/年

では、解説をしますね!

たとえば、35年経過後の、65才で解約した場合、払い込み保険料は、426万円で、解約返戻金が667万円。約156%の返戻率ですから、まずまずといったところでしょうか。

では、続いて、パターン②として、運用実績7.0%の例をご説明しますね!

パターン②:運用実績7.0%の場合

経過年数払込保険料累計解約返戻金(7.0%時)返戻率
5年61万円53万円87.5%
10年122万円141万円116.3%
15年182万円256万円140.4%
20年243万円417万円171.2%
25年304万円639万円210.2%
30年365万円948万円259.7%
35年426万円1,378万円323.6%
40年487万円1,975万円406.0%
※2018.6月時点の情報です

25年後からは、解約返戻金の返戻率は、支払った保険料の2倍以上の受取となっています。

7.0%なんて実現できるの?と思ってしまいますが、選んだファンドによりますが、(約束はできませんが)実際に7.0%以上を達成している方も多くおり、筆者自身も10%近くの運用実績を出せています↓

参考にしていただければと思います。

では、続いて、パターン③として、運用実績0%の例も、ご説明しますね!

パターン③:運用実績0%の場合

経過年数払込保険料累計解約返戻金(0%時)返戻率
5年61万円44万円72.5%
10年122万円99万円81.1%
15年182万円148万円81.3%
20年243万円197万円81.1%
25年304万円246万円81.0%
30年365万円295万円80.8%
35年426万円342万円80.2%
40年487万円388万円79.7%
※2018.6月時点の情報です

途中解約の返戻率も80%程度になっていて、かなり残念な感じです。。

ちなみに、運用実績0%というのは、最低の数字ではなく、これより下のマイナスもありますし、20年や30年、長い期間、続けている途中ではおそらく、多くの人が、マイナスや0%を経験する時期があることでしょう

ただ、途中でマイナスになっても、解約する時点で、運用成果がよければそれでよし、なので、長期で考えて運用をしていけば、それほど恐れることはないとは思います。

◎②月払い保険料3,000円~という少額からスタートできる

保険料は、最低でも月々5,000円程度(外貨なら月々1万円)から、という個人年金が多いなかで、ソニー生命・変額個人年金は、月払い保険料3,000円から、という少額でスタートすることができます。

変動するから怖いな、と考えているならまずは、月々3,000円でスタートしてもよいかもしれませんよ。

◎③高度障害や身体障害になったら、以降の保険料の払込が免除になる

ソニー生命・変額個人年金に限った話ではないですが、多くの保険商品には、病気やけがで身体障害になってしまったら、それ以降の保険料の払込が免除になる、という機能がついていて、この商品にも同じようについています。

◎④変額終身保険と違って、特別勘定(ファンド)選びで制限がない

ソニー生命・変額保険「バリアブルライフ」、終身型に関しては、2015年以降の新契約からは「株式系の特別勘定の割合は、最高で50%までしか選べない」という制限がされてしまったのですが、変額個人年金に関してはこのような制限はないので、1%単位で、自由に特別勘定を選ぶことができますし、世界株式100%でも可能です。

◎⑤生命保険料控除が使える(株や投資信託との比較において)

ソニー生命・変額個人年金は、生命保険ですから、支払った保険料に比例して生命保険料控除を受けられるので、所得税や住民税が節税になります。

残念ながら、個人年金保険料控除ではなく、一般生命保険料控除なので、すでに一般生命保険料控除の枠を使いきっているなら意味ないですが、一般生命保険料控除の枠が余っているなら、節税効果が期待できます。

◎⑥途中解約のとき、増えた部分は、「一時所得」として、所得税、住民税が軽減される

ソニー生命・変額個人年金を、途中で解約して解約返戻金を受け取ったときには、「一時所得」として所得税、住民税の対象になるのですが、「一時所得」は、税制で優遇されていて、具体的には以下のような計算式になっています。

課税一時所得の計算式:
収入-経費-50万円(特別控除額)×1/2

たとえば、解約返戻金が1,000万円で保険料総額が500万円ならば、

(1,000万-500万-50万)×1/2となって、結果、225万円が課税一時所得として、給与所得などの他の所得と合算されて総合課税としてくれるので、税金面で優遇されているのです。

※税制は将来変更される可能性があります。また、保険料一時払いで契約後5年以内の解約は、一時所得ではなく、約20%の源泉分離課税の扱いとなります。

◎⑦ドルコスト平均法で積立をしていくので、保険料が変動しない

ソニー生命・変額個人年金は、ドルコスト平均法というスタイルで積み立てをしていくので、毎月の保険料が変動することはありません。

毎月1万円の保険料ならば、その金額で指定したファンド(特別勘定)を購入していくので、時価が高いときには少なく購入し、時価が安いときには多く購入するので、一般的には一括で購入するよりも、購入単価を引き下げる効果が期待できます。

◎⑧運用は保険会社が行うので、日々の変動を気にしなくてもよい

株式や投資信託を、銀行や証券会社から直接購入すると、いつでもネットで動かせるので、毎日の相場のプラスマイナスが気になってしまうものですが、保険会社の運用商品であれば、銘柄を選んだり日々のプラスマイナスを気にしないので、精神的に楽で、心が穏やかでいられるでしょう。

また、変額個人年金は、契約してから短期間だと解約控除で積立金が少ないというデメリットがあったり、解約には書類が必要となったり、と、

カンタンに引き出せないというのも、しっかりと貯まっていくので、逆にメリットなのかもしれません。

以上のように、メリットや長所も8項目紹介しました。

さいごに

いかがでしたか?

ソニー生命・変額個人年金は、かなり難解な商品で、大きなリターンが狙える反面、リスクもありますから、契約するのならば、

・特別勘定(ファンド)はしっかりと選ぶ
・運用期間(保険料払込期間)はなるべく長期で設定し、日々の変動に一喜一憂しない
・一時払や年払は、できれば避ける

といった契約スタイルがおススメです。

そして、検討する時は他社の個人年金の、

・日本生命(みらいのカタチ、年金保険)

住友生命(たのしみワンダフル)

・明治安田生命(年金かけはし)

三井生命(ドリームフライト)

マニュライフ生命(こだわり個人年金・外貨建)

なども一緒に、比べられたらよいと思いますよ!

けれども保険は難しく、できるなら私が皆さんに直接コンサルすればよいのですが、そうもいきませんし、記事では伝えきれない所もあるので、対面での各社比較サービスをおススメしています。

以下で紹介している、①保険ゲート(来てくれるFP)②来店型保険ショップ(ニアエル)、とも無料ですから、セカンドオピニオン的に使ってしっかりと比較するのもOKでしょう!

無料なのに、コンサルのレベルはかなり高いようです(^^♪

①訪問してくれるFP(ファイナンシャルプランナー)の無料相談「保険ゲ-ト↓」
保険ゲートの無料相談サービス♪

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皆さまのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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