三井生命・外貨建個人年金・ドリームフライトのデメリットや評判などFPが解説!

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2018年4月に改定されたドリームフライトは、ネットの口コミは、評判が分かれていて、外貨(ドル)建てなので、積立利率が高かったり、個人年金保険料控除で節税になる、といったメリットはありますが、デメリットや注意点はどうなっているの?

契約して本当に大丈夫?、為替の円高、円安なんて詳しくないし、、迷っているといった声は多いようです。

そこで今回の記事では、三井生命・ドリームフライトのデメリットや注意点、詳細の内容やメリット、長所や短所、外貨建て個人年金ならではの、気を付けたいポイントなどを現役FPの視点から徹底検証して、アドバイスしています!

まず、デメリットを具体的にお伝えする前に、三井生命・ドリームフライトの概要をかんたんにまとめてみます。知っている人はさっと再確認下さいね!

三井生命・ドリームフライトは、外貨建て(米ドルもしくは、豪ドル)の個人年金保険です。

昨今の低金利のなかで、日本円よりも外貨建てのほうが積立利率が高いため、契約者自身が米ドルか、豪ドルかを選んで、積立をしていく商品です。

契約者が支払っていく保険料は、最初に決めた金額が、日本円で固定されているので、毎月の引き落とされる保険料が増えたり減ったりしない(ドルコスト平均法で積立していく)仕組みになっています。

じゃあ、銀行でする外貨預金とどう違うの?

というと、個人年金だと長期の積立なので、税金面での優遇(個人年金保険料控除か、生命保険料控除)があって支払った保険料の一部が節税になったり、銀行預金よりも少し利回りが高い、というメリットがある一方で、10年未満の解約は、解約控除といって積立金が減ってしまうというデメリットもあります。

それでは、さっそく、三井生命・ドリームフライトの具体的な商品内容です。後で解説しますので、必要な項目だけ、ざっと、ご確認くださいね!

ちなみに公式な情報はこちらです⇒[公式HP:三井生命・ドリームフライト]

三井生命・ドリームフライトの商品内容詳細

名称内容
商品名三井生命・ドリームフライト
正式名称:無配当 外貨建個人年金保険(積立利率更改型)
主契約・「米ドル」または「豪ドル」で運用する外貨建の個人年金保険。
・毎月一定額を円で払い込み、外貨で運用した後、その運用成果を年金で受け取る。
年金種類2種類あり、どちらかを契約時に選択する。
①終身年金(10年保証期間付)
②確定年金(5、10、15年から選択)
特約個人年金保険料税制適格特約:以下の4つすべて満たせば適用可。
①年金受取人は契約者またはその配偶者のいずれかであること
②年金受取人は被保険者と同一人であること
③保険料払込期間が10年以上であること
④確定年金の場合、年金支払開始日における被保険者の年齢が60歳以上かつ年金支払期間が10年以上であること
積立利率10年固定(契約時の積立利率が10年間適用され、以後、10年ごとに更改される(米ドルは、年1.5%、豪ドルは年2.0%の最低保証あり)
為替手数料保険料払込時、受取時とも:25銭/ドル(0.25円)。
契約可能年齢0才~65才まで
保険料月々1万円~(千円単位)
払込方法月払い、半年払い、年払い。口座振替、クレジットカード可
その他非喫煙者割引:なし、 健康告知:不要、 配当金:なし
※2018.5月時点の情報です

それでは、解説をしていきますね!

三井生命・ドリームフライトはドル建てですが、毎月の保険料は日本円で固定されているので、変動しません。

ちなみに米ドルにするか、豪ドルにするかは、契約時に選び、途中で変更はできません

豪ドルのほうが、米ドルよりも積立利率も最低保証も高いですが、流通通貨量としては米ドルのほうが多いので、どちらが良いか?は、お好みで決めたらよいでしょう。

受け取るときの年金種類は2種類あり、どちらかを契約時に選択します。

①終身年金(10年保証期間付)

終身年金ですから、被保険者が生きている限り、一生涯もらい続けるタイプで、長生きする自信のある人にはおすすめ。
ただし、早く亡くなってしまったら損で、その場合は最低10年間は年金を受け取ることができます。

②確定年金(5年または10年または15年)

契約時に決めた5~15年の期間で、毎年、年金を受け取るタイプです。
受け取っている途中で亡くなってしまったときは、残りを遺族(死亡受取人)が一括で受け取ります。

ざっとお伝えすると、このような商品内容なのですが、実際に、ドリームフライトのデメリットや短所、注意点は、どうなのでしょうか?続いて説明していきますね!

三井生命・ドリームフライトのデメリットや短所、注意点など


デメリットや短所、注意点などをお伝えしていきますね!

△①外貨建てなので、運用成果は、為替レートの影響に大きく左右される

ドリームフライトは、毎月の一定の保険料でドルを購入していく形なので、積み立てられたドルを日本円に換える時には、その時の為替レートの影響を受けます。

受け取るときが『円安ドル高』ならば多くの日本円を受け取ることができますが、その逆の『円高ドル安』ならば、日本円に換えると少なくなってしまい、支払った保険料よりも少なくなってしまうことがあるのです。

なので、途中で解約などで日本円にかえるタイミングは、ものすごく、、、重要です

ちなみに、参考までに、1993~2015年(23年間)でのドル-日本円の過去の為替レートは以下のようになっていて、平均すると、米ドルが107円/ドル、豪ドルが80円/ドルでした。

 円/米ドル円/豪ドル
最大(円安)143.85円/ドル107.68円/ドル
最小(円高)76.14円/ドル56.60円/ドル
平均107.31円/ドル80.67円/ドル
1993~2015年(23年間)での為替レートの推移

しかし、この23年間のなかでも最大と最小とでは、2倍近くの開きがありますし、1年間の中でもプラスマイナス20%程度(豪ドルなら、40%程度)は動くので、円高のときに受け取ると、支払った金額よりも目減りしてしまうリスクがあるので、注意が必要です。

特に目的を決めていない老後の余裕資金ならば、円安になるまで待てるかもしれませんが、子どもの【教育資金】のように、時期が動かせない、学資保険のイメージで入っていたなら、いざ子どもの入学金で使いたい、ときに、思ったよりも少なかった、というリスクがあります。

△②外貨を購入するときに毎月、受け取るときも為替手数料がかかる

毎月、日本円で保険料を支払って外貨を購入していく際に、1ドルにつき25銭(要は0.25円/ドル)の為替手数料がかかります。

ちなみに受け取る時にも同じように、1ドルにつき25銭の為替手数料がかかります。

ただし、銀行で外貨預金をしても、為替手数料はある程度かかりますので、豪ドルで25銭/ドルは安いほうだといえます

△③最低保険料があって、月々1万円以上からでないと契約できない

ドリームフライトは、最低でも月々、1万円からの契約になっています。5千円とか7千円では契約できません。

一般的な円建ての個人年金ならば、3千円でも5千円でも契約できる商品は多いのですが、ドリームフライトは、月々1万円以上でないと契約できないです。せめて、月々5千円からできるようにしてほしいところです。

△④10年未満の解約は積立金がかなり少なくなる(解約控除)

ドリームフライトは長期の商品のため、契約してから10年未満で解約したときには、【解約控除】といって、積立金から所定の金額が差し引かれてしまいます。ここはかなり大きなデメリットであり、注意を要する部分です。

契約して10年未満の解約は、積立金が少なくなってしまうので、契約するなら10年以上は支払っていくつもりで考えましょう。

△⑤円建に比べると利率は高いが、実際は、それほどでもない

積立利率が高いのがドル建て商品の魅力で、円建てに比べるともちろん、利率は高いのですが、実際にはそれほどでもないようです。

2018年5月現在の数値で試算してみました。

ドリームフライトは、10年毎に利率が変動しますが、まずは、2018年5月の積立利率(米ドル:年2.2%)が、この先30年間ずっと同じ(年2.2%)だった場合のシミュレーションです。

三井生命・ドリームフライト(米ドル建)の設計例 30才、保険料払込期間:60才まで、年金受取:60才から10年間(確定年金)2.2%

経過年数年齢払込保険料累計(万円)A積立金額(米ドル)解約返戻金(万円)B返戻率(B/A)
5年35才60万円5,376 $52万円86.7%
10年40才120万円11,076 $120万円100.0%
15年45才180万円17,207 $188万円104.4%
20年50才240万円23,749 $259万円107.9%
25年55才300万円30,929 $337万円112.3%
30年60才360万円38,626 $422万円117.2%
(2018.5月時点)三井生命・ドリームフライト
30才・男性、保険料払込期間:60才まで
年金受取:60才から10年間(確定年金)
通貨:米ドル
払込保険料:10,000円/月
為替レート:1USドル=109.76円で、積立利率が、年2.2%がずっと継続したものとして試算
※実際には、為替レートは毎月変動するので、積立金額(米ドル)、解約返戻金(円)はこの通りではありません。

為替レートが、ずっと1USドル=109.76円で、積立利率も、年2.2%がずっと継続した仮定して試算していますが、実際には、為替レートも積立利率も変動するので、積立金額(米ドル)も、解約返戻金(円)もこの通りではありません。あくまで例です。

この例であれば、60才時点では、約117%の利回りとなっていますが、ここから為替の変動でプラスマイナスがありますので、それよりも多くなることもあれば少なくなることもあります。その時の為替レート次第です。

つづいて、積立利率が、10年経過後、最低保証の1.5%で推移した場合もシミュレーションしてみました。

三井生命・ドリームフライト(米ドル建)の設計例 30才、保険料払込期間:60才まで、年金受取:60才から10年間(確定年金)1.5%

経過年数年齢払込保険料累計(万円)A積立金額(米ドル)解約返戻金(万円)B返戻率(B/A)
5年35才60万円5,376 $52万円86.7%
10年40才120万円11,076 $120万円100.0%
15年45才180万円16,808 $183万円101.7%
20年50才240万円22,758 $248万円103.3%
25年55才300万円29,120 $318万円106.0%
30年60才360万円35,753 $390万円108.3%
(2018.5月時点)三井生命・ドリームフライト
30才・男性、保険料払込期間:60才まで
年金受取:60才から10年間(確定年金)
通貨:米ドル
払込保険料:10,000円/月
為替レート:1USドル=109.76円で、積立利率が、10年後~年1.5%(最低保証)がずっと継続したものとして試算
※実際には、為替レートは毎月変動するので、積立金額(米ドル)、解約返戻金(円)はこの通りではありません。

外貨建ですから、最低保証の1.5%にまでなることは考えにくいですが、60才時点で、約108%の利回りだとちょっとさびしいですね。

以上が、デメリットや注意点になります。
ただ、デメリットがある一方で、三井生命・ドリームフライトのメリットとしては、

三井生命・ドリームフライトのメリットや長所


メリットや長所も書いていきますね!

◎①円建の個人年金よりも、積立利率が高い

為替手数料などの経費はかかりますが、年利が米ドル:2.2%、豪ドル:2.5%(2018.5月時点)ですし、最低保証(米ドル:1.5%、豪ドル:2.0%)もあります。

◎②銀行で外貨積立するよりも、節税になる

銀行で外貨積立するよりも、ドリームフライトは、保険料控除(個人年金控除か一般生命保険控除)が使えるので、所得税・住民税の節税になります。

◎③毎月、自動的に貯蓄していってくれる

保険会社の商品を使って、毎月自動的に貯蓄できるので、自分で貯める自信がない人には便利な仕組みです。

◎④保険会社の商品なので、破たんしたときの法的な保護がある

例えば、外貨預金を銀行などでしていて、もし破たんしてしまった場合は、外貨預金は預金保険の保護の対象外になっているので法的な保護がないのですが、保険会社の外貨保険の商品であれば、保険会社の破たん時には、生命保険契約者保護機構があって、責任準備金(積立金とほぼ同じ)の90%までは守られる、という保護を受けることができます

ドリームフライトは、生命保険会社の商品なので、もし保険会社が破たんしてしまっても法的な保護が受けられるのです。

◎⑤クレジットカードでの払い込みができること

ドリームフライトは、クレジットカードでの払い込みができるので、ポイントを貯めたい人には嬉しいですね。(ちなみに、クレジットカードができるのは、月払いのみになります)

◎⑥毎月の払い込み保険料は、変動せず、ドルコスト平均法で積み立ててくれる

世の中で販売されている多くのドル建保険は、毎月の保険料がドル建で、保険料もその月の為替レートによって毎月変動するものが多いのですが、ドリームフライトは、毎月の保険料は変わりません

これは、ドリームフライトは、一定額の外貨を買うのではなくて、一定額の円のなかで外貨を買っていくので、【外貨が安いときには多く買い、高いときには少なく買う】というドルコスト平均法の仕組みで積立していくからです。

保険料が変動しない、というのは大きなメリットですね。

◎⑦解約返戻金や年金の受け取りは、ドルでも円でもその時に選べる

受け取りは、日本円でも、外貨でもその時に選べるので、為替レートを見ながらその都度選べます。

ただし、外貨で受け取る際に、大手メガバンクの外貨普通預金口座を指定してしまうと、受け取り側の銀行での手数料が高い場合が多いので、外貨で受け取る時には、ソニー銀行などのネット系の外貨普通預金口座を開設しておくか、受け取るタイミングまでは、解約せずにドルのまま保険会社においておけばよいでしょう。

◎⑧契約した後でも、毎月の払い込む保険料を減らすことができる

毎月1万円以上、という最低ラインはありますが、始めは月2万円でしておいて、途中から1万円に減らしたりできます。

◎⑨契約から10年経てば、払込の停止や、再開ができる

契約から10年経てば、払込の停止(※実際には、積立金が、12,000ドル以上あることが条件)や、その後、再開もできるので、生活状況の変化に応じて積立をしていくことができます。

◎⑩個人年金なので、健康の診査が不要(職業告知のみ)

ドリームフライトは、個人年金保険で、死亡時などの上乗せの大きな給付がないので、健康上の診査は不要で、職業の告知のみでOKです。

◎⑪マイページに登録すると前日のレートで年金を引き出せる

三井生命のドリームフライトを契約したあと、マイページという会員専用サイトを登録しておくと、なんと、前の日のレートで年金額を引き出すことができます

外貨取引で、前の日のレートで取引できるというのは、かなり、、すごいことです

為替が大きく変動したとしても、前の日の確定しているレートで引き出しできるわけですからね。

これは、かなり大きなメリットであるといえます。

また、年金の受取をするときに、自動判定特約といって、指定したレートよりも有利なレートになった時だけ円で受け取ることができ、指定レートよりも不利なときは、そのまま外貨でおいておくこともできるようになっています。

2017年頃からこの自動判定が付けられるようになったのですが、このような扱いは、外貨建ての商品の受取のなかでも、かなり珍しく、受け取る側の立場になった優しい取り扱いですね!

以上のようなメリットや長所もあるので、為替の変動はあるものの、多少のリスクを取ってもいいから、高いリターンを目指したい人や、特にこれといった目的はないけれど、節税もかねてコツコツと貯蓄をしたい、という人にはドリームフライトは、とても合っている商品だと思いますよ。

さいごに

いかがでしたか?

三井生命・ドリームフライトは、円建ての商品よりも、高い利回りや為替のメリットを受けられる可能性があるものの、デメリットや注意点もありましたので、検討する時は、他社の、

・マニュライフ命(こだわり個人年金)

・日本生命(個人年金)

・住友生命(楽しみワンダフル、楽しみ未来)

・ソニー生命(変額個人年金)

なども一緒に、比べられたらよいと思いますよ!

そんなに大きく増えなくてもよいから少しの節税ができればよい、と考えているのであれば、日本生命や住友生命の円建ての個人年金でよいでしょうし、
もう少しリスクを取ってもしっかりと運用で増やしたいというのならば、ソニー生命の変額個人年金などは一見の価値ありです。

ドリームフライトと似たような商品で検討するなら、マニュライフ命(こだわり個人年金)も、比較の余地ありですよ!

※いくつかの商品は、下におススメ記事としてリンクを載せていますので、ご覧下さいね!

けれども保険は難しく、できるなら私が皆さんに直接コンサルすればよいのですが、そうもいきませんし、記事では伝えきれない所もあるので、対面での各社比較サービスをおススメしています。

以下で紹介している、①保険ゲート(来てくれるFP)②来店型保険ショップ(ニアエル)、とも無料ですから、セカンドオピニオン的に使ってしっかりと比較するのもOKでしょう!

無料なのに、コンサルのレベルはかなり高いようです(^^♪

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皆さまのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
下におすすめ記事を載せていますので、ぜひ一緒にご覧くださいね!

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