ソニー生命の外貨(米ドル)建ての、終身保険や養老保険は、ネットの口コミや評判を見ると、子どもの学資保険代わりに提案されてて、シミュレーションの返戻率の高さは良いけど、為替の円高、円安なんて詳しくないし、大丈夫なの??怖くて迷っている、といった声は多いです。
ソニー生命に限らず、外貨のドル建て保険を10年間とかで短く支払って、15年後などで解約して返戻金を貯蓄として受け取りましょう、というのは、メットライフやジブラルタ、プルデンシャル生命でも、よくすすめられるプランですが、実際のデメリットはどうなのでしょうか?
ドル建ての保険は保険料が安かったり、利率が高いなどのメリットはありますが、デメリットや為替の注意点もしっかりとありますので、
今回の記事では、ソニー生命・外貨(米ドル)建て終身保険のデメリットを中心に、詳細やメリットまで、現役FPの視点から徹底的に検証していきます!
まず、デメリットを具体的にお伝えする前に、ソニー生命・外貨(米ドル)建て保険の概要をかんたんにまとめてみます。 知っている人はさっと再確認下さいね!
まず、ソニー生命のドル建て保険は、外貨(米ドル)建て終身保険を含めて、2018年3月現在で以下の5つの種類があります。
(公式情報はこちらです⇒公式HP:ソニー生命・外貨建保険)
1.米ドル建終身保険(無配当)
米ドル建の死亡、高度障害の終身保険で、今回この記事のメインで説明している商品です。
2.米ドル建生前給付終身保険(生活保障型/無配当)
米ドル建終身保険のカバーする範囲を、三大疾病、障害1~3級、要介護2~5まで広げたものです。この商品(通称ドルLB)は、かなり内容が良くて、こちらの記事⇒「ソニー生命・生前給付保険リビングベネフィットのデメリット!FPが徹底解説!」にて詳しく書いていますよ!
3.米ドル建養老保険(無配当)
米ドル建の養老保険で、満期型の貯蓄タイプの保険です。
4.米ドル建特殊養老保険(無配当)
米ドル建の養老保険で、保険期間の後半から毎年、保険金額が増えていく満期型の貯蓄タイプの保険です。
5.米ドル建一時払終身保険(無告知型/無配当)
1万米ドル(約100万円)以上の、まとまったお金を一括で払い込むタイプの終身保険で、持病がある人でも加入ができます。相続のために使われる保険で、50才以降でないと契約できません。
以上の5種類のラインナップがありますが、今回の記事では、1.米ドル建終身保険(無配当)をメインに、書いていきますね!
早速詳細をお伝えしていきます!
まずは、米ドル建終身保険からです。
ソニー生命・米ドル建終身保険の商品内容詳細
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | ソニー生命・米ドル建終身保険(無配当) |
主契約 | 死亡保険金、高度障害保険金(いずれかの事由で、保険金が支払われたら保障は終了する)。 |
特約 | ・リビング・ニーズ特約※保険料は無料:余命6か月以内と判断されたとき、所定の保険金が支払われる。 ・ナーシングニーズ特約:公的介護保険制度で、要介護4または5と認定されたとき ・5年ごと利差配当付年金支払特約:保険金等を年金形式で受け取ることができる。 |
契約可能年齢 | 0才~79才まで |
保険金額 | 3万米ドル~1,000万米ドルまで(円換算で7億円まで) |
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 終身払い、○○年、○○才払い、細かく設定可 |
払込方法 | 月払い、半年払い、年払い、口座振替(クレジットカードは不可) |
その他 | 貯蓄性:あり。 非喫煙者割引:なし。 配当金:なし。 告知書のみで医師の診査は不要。保険金額によっては、健康診断書の提出や医師の診査が必要。 保険金や解約返戻金は円か米ドルかどちらで受け取るか選択できる。 |
続いて、米ドル建養老保険です。
ソニー生命・米ドル建養老保険の商品内容詳細
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | ソニー生命・米ドル建養老保険(無配当) |
主契約 | 死亡保険金、高度障害保険金、満期保険金(いずれかの事由で、保険金が支払われたら保障は終了する)。 |
特約 | ・リビング・ニーズ特約※保険料は無料:余命6か月以内と判断されたとき、所定の保険金が支払われる。 ・5年ごと利差配当付年金支払特約:保険金等を年金形式で受け取ることができる。 |
契約可能年齢 | 0才~78才まで |
保険金額 | 2万米ドル~1,000万米ドルまで(円換算で7億円まで) |
保険料払込期間 | ○○年、○○才まで、細かく設定可 |
払込方法 | 月払い、半年払い、年払い、口座振替(クレジットカードは不可) |
その他 | 貯蓄性:あり。 非喫煙者割引:なし。 配当金:なし。 告知書のみで医師の診査は不要。保険金額によっては、健康診断書の提出や医師の診査が必要。 保険金や解約返戻金は円か米ドルかどちらで受け取るか選択できる。 |
続いて、米ドル建特殊養老保険です。
ソニー生命・米ドル建特殊養老保険の商品内容詳細
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | ソニー生命・米ドル建特殊養老保険(無配当) |
主契約 | 死亡保険金、高度障害保険金、満期保険金(いずれかの事由で、保険金が支払われたら保障は終了する)。 保険期間の前半は、契約時にきめた基本保険金額で推移して、保険期間の後半からは、基本保険金額の2倍になるまで保険金額が毎年少しずつ増えていくタイプ。 |
特約 | ・リビング・ニーズ特約※保険料は無料:余命6か月以内と判断されたとき、所定の保険金が支払われる。 ・5年ごと利差配当付年金支払特約:保険金等を年金形式で受け取ることができる。 |
契約可能年齢 | 0才~78才まで |
保険金額 | 1万米ドル~500万米ドルまで(円換算で7億円まで) |
保険料払込期間 | ○○年、○○才まで、細かく設定可 |
払込方法 | 月払い、半年払い、年払い、口座振替(クレジットカードは不可) |
その他 | 貯蓄性:あり。 非喫煙者割引:なし。 配当金:なし。 告知書のみで医師の診査は不要。保険金額によっては、健康診断書の提出や医師の診査が必要。 保険金や解約返戻金は円か米ドルかどちらで受け取るか選択できる。 |
それでは、米ドル建終身保険を中心に、解説をしていきますね!
ソニー生命・米ドル建終身保険は、その名の通り、米ドル建ての終身保険です。
貯蓄タイプなので、死亡、高度障害の保障をもちながら、契約者が支払った保険料が積立になっていく保険なので、途中で解約しても返戻金がもらえます。
契約通貨が、米ドルですので、契約者が支払う保険料や、受け取る際の保険金や解約返戻金も、そのときの米ドル-日本円の為替レートによって毎日、金額が変動する商品になっています。
変動するというデメリットはありますが、円建ての保険に比べて利回りが高いのがメリットです。
特約として、リビングニーズ特約(余命6か月)と、ナーシングニーズ特約(要介護4、5)が無料で付いてきます。
ざっとお伝えすると、このような内容です。
では、実際に、ソニー生命・米ドル建終身保険のデメリットや注意点は、どうなのでしょうか?続いて説明していきますね!
ソニー生命・米ドル建終身保険のデメリットや注意点など
デメリットや注意点を6点ほど、お伝えしていきますね!
①商品がややこしいこと
そもそも、仕組み自体がむずかしい保険商品を、外貨(ドル)建てにしてしまっているので、さらにややこしい、とか、分かりにくいと感じる人は多いです。
保険自体が難しいのに、さらに為替の話が出てきたりすると、、ちょっとややこしいなぁ、と敬遠する人は多いです。
②毎月支払う保険料が、為替レートによって変わること
外貨建てということもあって、契約者が支払う保険料も、受け取る保険金も、日本円-米ドルの為替レートによって、毎日変わります。
月払い保険料が、仮に100米ドルだったとしたら、1ドル90円なら9,000円ですが、1ドル140円のときは、14,000円の保険料引き落としになってしまうので、ある程度、円安(1ドル140円とか)になっても支払っていけるだけの余裕をもった金額でやっておく必要があるでしょう!
③ドル建てなので、受け取るときも、為替レートによって金額が変わること
契約者が受け取る保険金や解約返戻金も、その時の日本円-米ドルの為替レートによって、毎日変わるので、いざ、使いたい、となったときに、円高(1ドル80円とか)だったときは、思っていた金額よりも少なかった!という可能性があります。
老後の余裕資金が目的で加入したのなら、為替レートが円安になるまで待っておこう、といって、待てるかもしれませんが、子どもの【教育資金】として、学資保険の代わりに入ってたなら、為替がどう動くかはコントロールできないので、いざ子どもの入学金で使いたい、となったときに、思っていたよりも少なかった、というリスクがあります。
④メットライフのような最低保証付き利率変動ではない(3.0%固定になっている)
ソニー生命・米ドル建て終身保険の積立利率は、3.0%の固定です。
似たような商品である、メットライフ生命の『USドル建終身保険(ドルスマート)』ならば、積立利率3.0%を最低保証しつつ、毎月の利率変動型の商品なので、将来の金利が上がったときには、積立金をしっかりと増やしてくれる仕組みがあるのですが、残念ながら、ソニー生命のドル建て終身保険には、この仕組みはありません。
⑤月々の払い込みは、50米ドル(約5,000円)からでないと契約できない
毎月の保険料は、月々50米ドル(約5,000円)以上でないと、契約ができないです。他社のように月々30米ドル程度からできるようにしてほしいところです。
⑥保険料の払込みでクレジットカードは使えない
ソニー生命は、保険料の払込みでクレジットカードは使えないので、口座引き落としのみになっています。メットライフ生命のようなクレジットカードの取り扱いはないので、カードのポイントを貯めたい人にとっては少し残念ですね!
以上が、デメリットや注意点になります。
ただ、デメリットがある一方で、ソニー生命・米ドル建終身保険のメリットとしては、
ソニー生命・米ドル建終身保険のメリット
メリットも6つほど紹介しますね!
①通貨分散ができる
普段、日本円で生活をしていると、外国の通貨を意識することは少ないかもしれませんが、米ドルは世界の基軸通貨と言われていて、世界の外貨準備のなかでも最も高いシェアを占めています。
外貨建て保険を契約することで、持っている金融資産を日本円だけに偏らせない、外貨の資産が持てる、という資産分散ができるメリットがあります。
②銀行の外貨預金と違って、破たんしたときの法的な保護がある
日本の金融機関なので、あまりないのかもしれませんが、銀行で外貨預金をしていて、もしその銀行が破たんしてしまっても、外貨預金は預金保険の保護の対象外になってしまうので法的な保護がないのですが、
保険会社の外貨保険であれば、保険会社の破たん時には、生命保険契約者保護機構があって、責任準備金(要は積立金)の90%までは守られる、という保護を受けることができます。
保険会社の万が一、にも備えることができる、ということですね!
③日本円-米ドルに換えるときの為替手数料が各社との比較でも群を抜いて安い
外貨の商品というのは、生命保険や、銀行の外貨預金でもそうなのですが、日本円⇒外貨に換えるときに、為替手数料というものが取られます。
ソニー生命・米ドル建保険は、この為替手数料が1ドル1銭(=片道0.01円)となっていて、他社と比較しても、かなり安いです。
保険会社の為替手数料は、1ドルあたり0.25円~0.5円程度の手数料がかかり、為替手数料というのは毎月かかるものですから、意外と気にしなければなりません。
銀行で外貨預金をしても、為替手数料は、1ドル0.25円~1円程度を取るので、ソニー生命の為替手数料の安さは、かなりのメリットです。
④重い障害状態になってしまったときは、それ以降の保険料は免除になる
事故で180日以内に所定の身体障害になってしまったときは、それ以降の保険料が免除になります。ソニー生命の保険には、ほぼ標準でこの保険料免除が付いています。
⑤円建ての商品に比べて積立利率が高い
2018年時点の円建ての保険だと0.5~1%程度の利率の商品が多いのですが、
ソニー生命のドル建て保険は、積立利率(予定利率)が、3.0%なので、利回りが高いです。
もちろん、保険料には経費が含まれているので、支払った保険料の全部が、3.0%で運用されるということではないのですが、円建ての保険と比べてみるとその利回りの高さがメリットです。
それが保険料の安さだったり、解約したときの返戻金の率の高さにもでていますから、どれくらい違うかは後ほど、表でご紹介しますね!
⑥保険料が安い
ドル建て保険は積立利率が高いため、保険料も安くなります。
安いといっても、具体的に、円建て終身保険と、どれくらい違うの?を比べてみました。
まず、円建ての保険の一例として、ソニー生命・有期払込終身保険(無配当)の設計を、保険金額:500万円、30才の男性と女性、保険料払込期間:60才まで、でシミュレーションしてみました。
まずは、男性からです。
経過年数 | 年齢 | 保険金額 | 払込保険料累計(A) | 解約時返戻金(B) | 差額(B-A) | 返戻率(B/A) |
---|---|---|---|---|---|---|
5年 | 35才 | 500万円 | 715,200円 | 504,500円 | -210,700円 | 70.5% |
10年 | 40才 | 1,430,400円 | 1,214,500円 | -215,900円 | 84.9% | |
15年 | 45才 | 2,145,600円 | 1,865,000円 | -280,600円 | 86.9% | |
20年 | 50才 | 2,860,800円 | 2,543,500円 | -317,300円 | 88.9% | |
25年 | 55才 | 3,576,000円 | 3,253,000円 | -323,000円 | 91.0% | |
30年 | 60才 | 4,291,200円 | 4,004,000円 | -287,200円 | 93.3% | |
35年 | 65才 | 4,171,000円 | -120,200円 | 97.2% | ||
40年 | 70才 | 4,330,500円 | 39,300円 | 100.9% |
30才・男性、保険期間:終身、保険料払込期間:60才まで
保険金額:500万円、払込保険料:11,920円/月
続いて、女性です。
経過年数 | 年齢 | 保険金額 | 払込保険料累計(A) | 解約時返戻金(B) | 差額(B-A) | 返戻率(B/A) |
---|---|---|---|---|---|---|
5年 | 35才 | 500万円 | 665,400円 | 471,500円 | -193,900円 | 70.9% |
10年 | 40才 | 1,330,800円 | 1,138,000円 | -192,800円 | 85.5% | |
15年 | 45才 | 1,996,200円 | 1,750,500円 | -245,700円 | 87.7% | |
20年 | 50才 | 2,661,600円 | 2,392,000円 | -269,600円 | 89.9% | |
25年 | 55才 | 3,327,000円 | 3,067,000円 | -260,000円 | 92.2% | |
30年 | 60才 | 3,992,400円 | 3,782,500円 | -209,900円 | 94.7% | |
35年 | 65才 | 3,958,500円 | -33,900円 | 99.2% | ||
40年 | 70才 | 4,136,000円 | 143,600円 | 103.6% |
30才・女性、保険期間:終身、保険料払込期間:60才まで
保険金額:500万円、払込保険料:11,090円/月
続いて、似たような設計で、米ドル建て終身保険を、(先ほどの例が500万円だったので、)5万ドル(500万円:1ドル100円として)で30才の男性と女性、保険料払込期間:60才まで、でシミュレーションしてみました。
まずは、男性です。
経過年数 | 年齢 | 保険金額 | 払込保険料累計(A) | 解約時返戻金(B) | 差額(B-A) | 返戻率(B/A) |
---|---|---|---|---|---|---|
5年 | 35才 | 5万ドル | 4,233 $ | 2,940 $ | -1,293 $ | 69.5% |
10年 | 40才 | 8,466 $ | 7,110 $ | -1,356 $ | 84.0% | |
15年 | 45才 | 12,699 $ | 11,400 $ | -1,299 $ | 89.8% | |
20年 | 50才 | 16,932 $ | 16,125 $ | -807 $ | 95.2% | |
25年 | 55才 | 21,165 $ | 21,600 $ | 435 $ | 102.1% | |
30年 | 60才 | 25,398 $ | 27,675 $ | 2,277 $ | 109.0% | |
35年 | 65才 | 30,840 $ | 5,442 $ | 121.4% | ||
40年 | 70才 | 34,050 $ | 8,652 $ | 134.1% |
30才・男性、保険期間:終身、保険料払込期間:60才まで
保険金額:5万ドル、払込保険料:70.55米ドル/月
続いて、女性です。
経過年数 | 年齢 | 保険金額 | 払込保険料累計(A) | 解約時返戻金(B) | 差額(B-A) | 返戻率(B/A) |
---|---|---|---|---|---|---|
5年 | 35才 | 5万ドル | 3,573 $ | 2,430 $ | -1,143 $ | 68.0% |
10年 | 40才 | 7,146 $ | 5,955 $ | -1,191 $ | 83.3% | |
15年 | 45才 | 10,719 $ | 9,575 $ | -1,144 $ | 89.3% | |
20年 | 50才 | 14,292 $ | 13,675 $ | -617 $ | 95.7% | |
25年 | 55才 | 17,865 $ | 18,325 $ | 460 $ | 102.6% | |
30年 | 60才 | 21,438 $ | 23,670 $ | 2,232 $ | 110.4% | |
35年 | 65才 | 26,725 $ | 5,287 $ | 124.7% | ||
40年 | 70才 | 30,050 $ | 8,612 $ | 140.2% |
30才・女性、保険期間:終身、保険料払込期間:60才まで
保険金額:5万ドル、払込保険料:59.55米ドル/月
解説をしていきますね!
円建ての終身保険の場合、男性であれば、500万円の保障を買うのに、トータルで約429万円の保険料を支払うことになりましたが、米ドル建てだと、5万ドル(1ドル=100円として500万円)の保障を買うのに、トータルで約2.54万ドル(1ドル=100円として254万円)の保険料、つまり、4割くらい安いのです。
月々の保険料も、有期終身:11,920円/月に対して、ドル終身保険:70.55米ドル(1ドル=100円としても7,055円)/月ですんでいますから、こちらも、4割くらい安くなっています。
こうして比べてみると、円と比べてドルのほうが、かなり安くなることが分かります!
続いて、最近、提案されることが多いプラン、【教育資金】の学資保険の代わりとしての設計も作成してみました。
ソニー生命・米ドル建・終身保険(無配当)の設計例、30才・男性、保険期間:終身、保険料払込期間:10年間(40才)まで、です。
経過年数 | 年齢 | 保険金額 | 払込保険料累計(A) | 解約時返戻金(B) | 差額(B-A) | 返戻率(B/A) |
---|---|---|---|---|---|---|
5年 | 35才 | 5万ドル | 9,498 $ | 7,560 $ | -1,938 $ | 79.6% |
10年 | 40才 | 18,996 $ | 17,120 $ | -1,876 $ | 90.1% | |
15年 | 45才 | 19,430 $ | 434 $ | 102.3% | ||
18年 | 48才 | 20,930 $ | 1,934 $ | 110.2% | ||
20年 | 50才 | 21,970 $ | 2,974 $ | 115.7% | ||
25年 | 55才 | 24,715 $ | 5,719 $ | 130.1% | ||
30年 | 60才 | 27,675 $ | 8,679 $ | 145.7% | ||
35年 | 65才 | 30,840 $ | 11,844 $ | 162.3% | ||
40年 | 70才 | 34,050 $ | 15,054 $ | 179.2% |
30才・男性、保険期間:終身、保険料払込期間:10年間(40才)まで
保険金額:5万ドル、払込保険料:158.30米ドル/月
解説をしていきますね!
保険料の払込は10年間で終わりです。
10年間で払い込んだあとは、解約返戻金がグングンと伸びていき、契約してから18年後なら外貨ベースで110.2%の返戻率なので、これを日本円に変えて受け取りましょう、というプランです。
ただ、繰り返しになりますが、米ドルは変動します。
参考として、1993~2015年(23年間)での米ドル-日本円の過去の為替レートの推移がどうなっていたのか、まとめてみました。
円/米ドル | |
---|---|
最大(円安) | 143.85円/ドル |
最小(円高) | 76.14円/ドル |
平均 | 107.31円/ドル |
最大と最小とで、2倍近くの開きがありますし、1年間の中でもプラスマイナス20%程度は動きますので、いざ使いたい、となった時に、円高になっていると、支払った金額よりも大きく目減りしてしまうリスクがあるので、注意が必要です。
理想的には、保険料の払込期間中はずーっと円高が続いてくれて、受け取る時には円安になってくれたら、たくさんの日本円を受け取れて、最高です。
110%以上の利回りが実現できるでしょう。
が、そんな都合のいいように進むとは限りませんから。。老後目的なら待てますが、学資目的の場合は、リスクを承知のうえでの検討がおすすめです。
手堅い利回りを求めるならば、オリックス生命のライズのような低解約返戻金型の終身保険で教育資金を準備するのもありですし、⇒「オリックス生命・ライズの評判やメリットは?学資活用のコツも!」
単純な学資保険⇒「ソニー生命・学資保険の返戻率やデメリット!注意点をFPが徹底解説!」とも、比較されたらよいと思いますよ。
さいごに
いかがでしたか?
ドル建保険は、メリットもありますが、注意点もあるので、デメリットもしっかりと把握してからにして下さいね!
ちなみに、ソニー生命の外貨保険を検討しているなら、メットライフ生命の、『USドル建終身保険(ドルスマート)』は、絶対に見ておいてほしい商品です。
ソニーのドル商品にはない、3.0%最低保証付きの積立利率変動型と、低解約返戻金型のメリット、クレジットカードも使えますし、
似たようなドル建て終身保険のカテゴリーでは一番人気の商品ですよ。