東京海上あんしん生命・変額保険マーケットリンク評判やデメリットなどFPが解説

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このタイプの保険は、

・アクサ生命のユニットリンクと、
・ソニー生命のバリアブルライフ(有期型)

が似たような商品ですが、アクサ生命やソニー生命とどう違うのか?も、気になるところなので、それに関してもこの記事で、ご紹介していきます。

マーケットリンクは、有期型(要は養老保険タイプ)の変額保険になります。

2017年8月、発売の商品で、生命保険業界では2017年4月に、ほぼ各社一斉での料金改定(積立利率の低下)があり、特に貯蓄性の高い商品への魅力が減ったこのタイミングでの、新しい積立タイプの変額保険のリリースとなりました。

今回の記事は、あんしん生命の変額保険マーケットリンクについて、

  • マーケットリンクのような変額保険が出てきた背景
  • マーケットリンクの基本的な商品の特徴
  • マーケットリンクの特別勘定(8種類)と運用レポート
  • マーケットリンクの注意点と払済のメリット
  • アクサ生命とソニー生命との比較(予定利率)
  • まとめ

として、現役FPの視点から解説していきたいと思います。



マーケットリンクのような変額保険が出てきた背景

マーケットリンクの特徴の説明に入る前に、なぜ、このような変額の商品が販売されるようになったのでしょうか?
その背景としては、

  • 老後の備えとして、計画的に貯蓄をしたいニーズが増えていること(少子高齢化の影響もあるでしょう)
  • 企業の退職金制度でも、確定拠出年金のような投資性の商品が増えてきたこと
  • 最近は、銀行や保険の金利が低くなっているため、固定金利の保険商品の魅力が弱いこと
  • 多少の運用リスクも理解した上で、資産を増やしたいニーズが増えてきていること

こういった背景から、マーケットリンクのような変額保険が販売されるようになっているのです。

マーケットリンクの基本的な商品の特徴

マーケットリンクは、死亡・高度障害への保障を準備することができる養老保険タイプの変額保険です。

養老保険タイプですから、保険期間中のまさかの、死亡・高度障害の保障をもちつつ、保険期間満了時に満期保険金を受け取ることができる保険です。

アクサ生命のユニットリンクや、ソニー生命のバリアブルライフ(有期型)と基本的に同じ仕組みの保険です

メリットとしての特徴は、

・掛け捨てではなくて、貯蓄タイプの保険になるので、資産形成(要は貯蓄)をしながら、もしもの時の死亡・高度障害への備えが一緒にできること

・保険期間(契約時に決める)の満了時や、途中で保険を解約する時には、特別勘定の資産の運用実績に応じた満期保険金や解約返戻金を受け取ることができること

・保険期間(満期時)は、ある程度、自由に選ぶことができること。(0~65才まで契約可能。最短15年で、最長80才まで設定が可能です)

・満期保険金の年金受取(何年間かに分けて分割で受け取ること)や、契約の途中で、一生涯の終身保障や、払済保険に、変更することができること

・途中でどんなに運用実績が悪くて、積立金がマイナスになっていたとしても、死亡・高度障害の時に支払われる保険金額は、契約の時に決めた保険金額を下回ることはないこと

以上のようなメリットがあります。

その一方で、デメリットとしての特徴は以下のようになります。

・契約者が選んだ資産(特別勘定のこと)の運用実績によって、受け取るお金が増えたり減ったりする商品であり、解約返戻金や満期保険金への最低保証もないので、場合によっては、払い込んだ額よりも、受取金額が少なくなってしまう可能性があること。
(ちなみに保険料のなかには、他の投資信託などと同じように、運用手数料も含まれているので、払い込んだ保険料のすべてが運用に回るわけではなく、保険としての経費も含まれています)

・契約してから10年未満で解約や払済するときは、【解約控除(かいやくこうじょ)】といって、早期であればあるほど積立金から一定の比率で差し引かれてしまうので、10年以上は続けないとメリットが差し引かれてしまうこと

以上になります。

ざっくりとまとめると、

運用成果が良い時に、保険満了時を迎えたり途中解約をするなら、大きく増えて受け取れるのがメリットですが、
運用成果が悪い時に、保険満了時を迎えたり途中解約をすると、支払った保険料よりもマイナスになることもあるのが注意点です。

アドバイスとしては、積立金が増えたり減ったりする商品なので、保険期間は長め(65才とか80才)に設定しておいて、途中で運用成果がいいタイミングで解約されることをおススメしています

ここで実際に、マーケットリンクの具体的な設計をしてみましたのでご覧下さい。
30才男性、保険期間:30才~65才(35年間)、保険料払込期間:35年間、基本保険金額:1,000万円、
月払保険料:19,130円 で設計しています。
経過年数と、運用実績による解約返戻金の金額をご覧いただいて、運用実績の5.5%の所を見ると、支払った金額以上に、すごく増えている結果になっていますね!

経過年数年齢払込保険料(計)特別勘定の運用実績(%)と解約返戻金額
-2.75%0%2.75%5.50%
5年35才114万72万78万84万91万
10年40才229万152万175万201万232万
15年45才344万212万261万322万403万
20年50才459万263万344万459万625万
25年55才573万305万426万614万917万
30年60才688万342万508万791万1,304万
35年65才803万379万596万1,000万1,810万
30才男性、保険期間:30才~65才(35年間)、保険料払込期間:35年間、基本保険金額:1,000万円、月払保険料:19,130円

ちなみに、マーケットリンクの保険設計書では、運用実績の例示として、-2.75%、0%、2.75%、5.5%の時の解約時払い戻し金が記入されていますが、これはあくまで、例示の数値になっているので、

運用成果によってはこれ以上も、これ以下もあるので、払い込んだ以上に増えて返ってくることもありますが、その逆に、支払った金額よりも下回ることもあります。

実際の運用成果としては、2.75%~5.5%の間くらいで(もちろんそれ以上も目指したいですが)集約すれば、まずまずの合格点として捉えてよいのではないでしょうか?

そして、この運用成果は、契約者自身が選んだ特別勘定(要はファンドのこと)によって変わってきますので、特別勘定をどう選ぶか?は、かなり、、重要なのです!

じゃあ具体的に、
運用対象となる特別勘定の内容について、ご紹介していきましょう。

マーケットリンクの特別勘定(8種類)と運用レポート

マーケットリンクは、契約者が支払った保険料の運用先(特別勘定)を、契約者自身が選ぶわけですが、選択する特別勘定は8種類あり、以下のような内容になっています。

 特別勘定の種類主な投資対象(投資信託)運用方針(抜粋)
1バランス40型東京海上・世界インデックス・バランス40基本資産配分は、日本株式15%、外国株式25%、日本債券30%、外国債券30%。日本を含む主要先進国の株式や債券に分散投資する。
2バランス60型東京海上・世界インデックス・バランス60基本資産配分は、日本株式20%、外国株式40%、日本債券20%、外国債券20%。日本を含む主要先進国の株式や債券に分散投資する。
3日本株式型TMA日本株式インデックスVA主としてTOPIX(東証株価指数)採用銘柄に投資を行い、TOPIXの動きに連動する投資成果を目指す。
4外国株式型東京海上セレクション・外国株式インデックス主として日本を除く主要先進国の株式に投資を行い、MSCIコクサイ指数(円ヘッジなし・円ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。
5外国債券型東京海上セレクション・外国債券インデックス主として日本を除く主要先進国の国債に投資を行い、シティ世界国債インデックス(除く日本/円ヘッジなし・円ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。
6新興国株式型インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式主として新興国の株式に投資を行い、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円ヘッジなし・円ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。
7海外REIT型ノムラ海外REITインデックス・ファンドVA主として日本を除く世界各国の不動産投資信託証券(REIT)に投資を行い、S&P先進国REIT指数(除く日本、円ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。
8マネー型特に定めない円建ての預貯金、短期金融商品を中心に運用を行う。流動性に十分配慮し、リスクを抑えた安定的な運用を行う。

いかがでしょうか?
普段から株式や投資信託などを使って、個人で資産運用をされている方であったり、金融に詳しい方ならば、内容がイメージできると思うのですが、多くの方はこの表を見てもあまりピンとこないのではないでしょうか??

投資信託(とうししんたく):投資信託とは、多数の投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用のプロであるファンドマネージャーが株式や債券などに投資・運用しその運用の成果として生まれた利益を投資家の皆さんに還元するという金融商品のこと

さらに、契約者が選ぶ特別勘定は1種類だけでなく、8種類の中から1%単位で組み合わせて契約者が自由に設定できる、と言われても実際にどう選んだら良いのか。。。

多くの方が悩む所なのです。

この特別勘定の選択の部分が、マーケットリンクなどの変額保険を理解する上での難しい部分であり、しかし同時に、この部分が魅力や醍醐味でもあるのです。

特別勘定をどれにするか?は、契約者の自由な選択なので、「これを選んだらよいですよ」、というのはないのですが、、

どの特別勘定にしたらよいのかな?で迷っておられるのならば、マーケットリンクの特別勘定のひとつに、

資産配分を株式や債券、国内と海外とを総合的にミックスさせている、バランス型(40型もしくは60型※40や60の数字は株式の割合を意味しています)というファンドが用意されているので、とりあえずスタート時は、バランス40型か、バランス60型、で初めてみて、慣れてきたら途中で変更するのもありだと思います。(途中での繰り入れ比率の変更は何度でも可能です)

また、多少の変動リスクを許容できるならば、大きなリターンを期待できる、外国株式型や新興国株式型、海外REIT型を組み入れてもいいかもしれませんよ。

特別勘定の選択は、難しく、また奥が深いところでありますから、理解を深めつつ 相場観のようなものも楽しみながら変更していってもよいでしょうね!

ちなみに、マーケットリンクの運用実績である運用レポートに関しては、2017年8月スタートの商品なので、まだご紹介できるほどの期間がないのですが、

運用実績に関しては、3か月ごと(年4回)、契約者宛にハガキで「契約状況のお知らせ」として、保障内容や積立金や解約返戻金の具体的な金額を書いたハガキが送付されます
運用レポートの郵送は、年1回のみ送付の保険会社が多いのですが、年4回も送付してくれるのは、かなり、親切な保険会社だと思います。(年4回も積立金の状況を送付してくれると忘れにくいですね!)

最新の運用状況は、契約者専用ホームページでも確認できます

また、契約者でなくとも、毎月の運用状況をまとめた【特別勘定のレポート】は、あんしん生命のホームページの特別勘定レポートでpdfファイルとして閲覧することが可能になっていますよ。詳しくはこちら⇒あんしん生命公式ホームページ

続いて、マーケットリンクを選ぶときに、見逃せない注意点と、払済のメリットについてお伝えしていきます。

マーケットリンクの見逃せない注意点と、払済のメリット

マーケットリンクを選ぶときに、絶対に知っておいて欲しい解約控除の注意点と、特筆すべき払済のメリットをお伝えしたいと思います。

マーケットリンクの注意点は、10年未満の解約控除があること

マーケットリンクの注意点として、
契約してから10年未満で解約や払済にすると、解約控除といって積立金から一定の率の金額が差し引かれてしまうことです。

契約から早期であればあるほど、解約控除も大きいです。特に契約してから1~2年程度での解約だと、ほぼお金は返ってきません。

契約するならば、少なくとも10年以上は継続する予定で契約しましょう!

ただ、契約してから10年経過後からは解約控除の期間は終了しますので、それからは「払済」といって、解約はせずにそのまま保険を据え置きにしておくようなことも、可能になります。マーケットリンクは、この払済の機能があるのが、すばらしいと思っているので、詳しくお伝えしますね!

マーケットリンクは、払済した後も特別勘定で運用できるのが、すばらしい!

マーケットリンクは、契約後に【払済(はらいずみ)】にすることができます。

払済というのは、契約の途中でそれ以降の保険料の払込を中止し、そのまま保険を置いておくという手続きのことをいいます。(そのまま置いておくので解約する訳ではありません。)
解約ではないので、保険は予定していた満了日まで続きます(保険金額は払済時の積立金をもとに再計算されます)。

そして、マーケットリンクの嬉しい特徴として、払済にした後も特別勘定で運用ができる(定額払済も選べます)ので、払済した後で積立金の増える様子を見ながら、運用成果がいいタイミングで解約して利益を出すことができてしまうんです!

保険は長期で契約する商品ですから、もちろん当初の予定通りに払い込みを続けていった方が、積立金は増えていくのですが、10年も経つと家族や仕事の環境などに色々な変化もあるかもしれませんので、

保険料の払い込みがキツイな、となった時には、払済にすることができて、その後様子を見ておくことができるのです。

払済した後も特別勘定で運用できる、というのは、マーケットリンクの特筆すべきメリットであると思います。

契約してから10年未満で払済にすると解約控除で積立金が少なくなってしまうので、10年以降での払済がおススメです

続いて、アクサ生命とソニー生命との違いを予定利率で比較してみます。

アクサ生命やソニー生命との違い(予定利率で比較)

マーケットリンクと、アクサ生命(ユニットリンク)と、ソニー生命(バリアブルライフ有期型)とを、予定利率を比較してみました。

保険会社商品名予定利率
あんしん生命マーケットリンク2.75%
アクサ生命ユニットリンク3.00%
ソニー生命バリアブルライフ(有期型)3.50%

マーケットリンクが、2.75%で一番低いです。

一番低いから、一番ダメなんじゃないの?と思ってしまいますが、、実は逆です。

なぜかというと、マーケットリンクは、変額タイプの養老保険です。

特別勘定の運用成果によってもらえるお金が変わるわけですが、予定利率が低く設定されているということは、2.75%という低い運用実績であっても予定通りの積立金(満期であれば満期保険金額)を契約者に還元するということになります。

ソニー生命の場合は運用実績3.5%を達成しないと、予定通りの積立金(満期であれば満期保険金額)がもらえないわけですからね!

一般的に、保険商品の予定利率は高ければ高いほど契約者にとって有利なのですが、変額型の養老保険では、その逆になります。

ただ、予定利率の面では、マーケットリンクに及ばないソニー生命ですが、ソニー生命には
増加保険金額の減額でお小遣いのようにお金を受け取れる、といった機能もありますから、どちらが優れている、ともお伝えし辛い所もあります。

保険会社や、保険代理店の対面コンサルで両方の話を聞いて比べてみてほしいと思います。

さいごに、まとめとして、現役FPの視点から検証やアドバイスをしていきたいと思います。

さいごに

マーケットリンクは投資性の高い商品ですが、生命保険の商品です。
死亡・高度障害に対する諸経費が、保険料に含まれていますから、死亡・高度障害の保障はそもそも必要ない、という方であれば、別の投資商品(株式や投資信託など)のほうが合っているでしょう。

この商品のメリットは、まさかの時の死亡・高度障害の備えをしながら運用成果が好調なタイミングでの途中解約や満期を迎えることで、利益を出せることですからね!
特に、保険期間を長めの65才や最長の80才までで設定しておけば、途中で亡くなっても家計全体としては収支をプラスにできる可能性が高いですからね。

そういった意味でも、魅力的な商品であると思います。

ただ、
マーケットリンクを検討しているのであれば、アクサ生命・ソニー生命からも同種の変額保険が販売されているので、比較をされてはいかがでしょうか?

アクサ生命は、こちらの記事⇒「アクサ生命ユニットリンクの評判やメリットは?現役FPが解説!」にも詳しく書いているのと、

ソニー生命のバリアブルライフ変額保険(有期型)は、まるで、お小遣いのように途中で運用益を引き出せたりするので、ソニー生命を見ずして、マーケットリンクを契約するのはないと思いますよ!

こちらの記事⇒「ソニー生命変額保険の運用益の引き出しとは?現役FPが解説!」に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

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皆さまのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
下におすすめ記事を載せていますので、ぜひ一緒にご覧くださいね!

こちらの記事⇒「告知義務違反って契約解除されるの?保険料などを現役FPが解説!」も一緒にいかがですか?ぜひご覧ください。
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