ソニー生命の変額保険は、契約者が選んだファンド(特別勘定)の運用成果がプラスになっている時には、増えた部分の運用益を引き出すことができる、という商品です。
年2回まで、増えた分をまるで、お小遣いのようにもらうことが出来るのです。(もちろん使い道は自由です。)
ただ、その運用益の引き出しの仕組みも含めて、変額保険の商品内容が、たいへん難しいため、この商品の本当の魅力を伝え切れていない担当者や、活用しきれていない契約者の方も多いのが現状です。
もったいないなぁと。。、よく思います。
そこで今回の記事では、ソニー生命変額保険の運用益の引き出しの内容を中心として、
・なぜ運用益が引き出すことができるのか、その仕組み
・運用益を引き出してしまって、デメリットはないのか?
・引き出した場合の、所得税など税金面ではどうなるの?
などについて、少しでも分かりやすく、現役FPの視点から解説していきます
はじめに
まず初めに、ソニー生命の変額保険は、2017年11月現在で、以下の3種類の商品があります。
※正式には、変額保険(定期型)も合わせると4種類ですが、これは法人専用商品(個人契約は不可)なので、この記事では3種類とします。
- 変額保険(終身型)
- 変額保険(有期型)
- 変額個人年金保険
運用益の引き出しは、3種類とも可能で、年間2回まで、増えた部分を引き出すことができます。
年間2回というのは、1月~12月ではありません。契約した月が11月なら、毎年11月を基準としてカウントします。
ただ、増えた運用益を引き出すときは上限額いっぱいまで引き出すことがほとんどでしょうから、年間2回を超えて引き出すようなことは、実際にはないでしょう。
ちなみに、【運用益の引き出し】と説明してきましたが、正しくは、
変額保険(終身型)と、変額保険(有期型)では、【変動保険金額の減額】といい、
変額個人年金では、【積立金の減額】といいます。
この記事では、両方の表現を使ってご説明していきますね。
3つの変額保険の特徴を、簡単に説明しておきます。
(ソニー生命変額保険の詳細については、こちらの記事⇒「ソニー生命の変額保険の世界株式の評判!選ぶ時のコツを徹底解説!」にも、お役立ち情報を色々と載せていますので、お読み下さると嬉しいです♪)
変額保険(終身型)の特徴
死亡・高度障害に対する保障が一生涯続く終身保険タイプです。終身の死亡保障の商品で、保険金と解約返戻金が変動する保険です。
解約返戻金も運用実績に応じて日々変動し、最低保証もありませんが、死亡・高度障害の保険金は、運用実績がどんなに悪くても、基本保険金が最低保証されています。
以前は各社の終身保険との保険料比較でほぼ最安であり、変額保険の代名詞ともいえる商品でしたが、2016年に2回の保険料値上げが実施され、割安感は少なくなってしまいました。
変額保険(有期型)の特徴
契約者が設定した満期時に、満期保険金が受け取れる養老保険タイプです。
養老保険というと、満期保険金が確定しているのが一般的ですが、変額保険(有期型)では、満期保険金が変動します。満期保険金や解約返戻金は運用実績に応じて日々変動し、最低保証もありません。しかし、死亡・高度障害の保険金は、運用実績がどんなに悪くても、基本保険金が最低保証されています。
変額有期保険は、最低100万円、月々3,000円から契約できるので、まずは小額から初めて後で追加契約で増やしていってもよいと思います。
変額個人年金保険の特徴
個人年金の変額保険バージョンです。老後に向けた資産形成のための商品です。
契約時に決めた期間にわたって、年金を受け取る個人年金タイプです。
契約者が受取る年金額や解約返戻金は、運用実績に応じて変動し、最低保証もありません。なお、この変額個人年金は、さきほどの終身型や有期型と異なり、運用実績が悪いときの、基本年金額も最低保証がありません。
ちなみに、払込みの途中や年金を受け取っている途中で契約者が亡くなった時には、死亡給付金として遺族に保険金が支払われます(保険会社に吸い取られることはないのでご安心下さい)
運用益が引き出せるのはオプションAのみ
ちなみに、ソニー生命の変額保険(終身型と有期型)には、
・オプションA(積立機能重視型) と
・オプションB(保障機能重視型) の
2種類があります。
契約する時にAかBかを選択するわけですが、運用益を引き出すことができるのは、オプションA(積立機能重視型)のみになります。※Bを選んでしまうと、引き出すことができませんのでご注意下さい(契約した後に、B⇒Aへの変更は可能です)
ちなみに、変額個人年金には、AとBの区分はありません(積立金の減額は、もちろん可能です)。
それでは、いよいよ、なぜ運用益が引き出すことができるのか、その仕組みについてお伝えしていきます。
なぜ運用益が引き出すことができるのか?理由と仕組み
ソニー生命の変額保険は、契約者が支払った保険料の運用先(特別勘定といいます)をどれにするかを、8種類の中から契約者自身が選ぶ商品です。(資産の運用自体は、ソニー生命が行います)
そして、契約者が選んだ特別勘定の運用実績に応じて、契約者が受け取る保険金や解約返戻金の額が変動するというものです。
国内や海外の、株式や債券などで運用されるファンドのこと。運用成果を直接契約者に還元するために、他の保険の資産(一般勘定)とは区分して運用管理されています。
どうして契約者が受け取る保険金や解約返戻金の額が変動するのか?の理由は、この特別勘定というのは、実際には株式や債券などで運用していきます。
株式や債券などの価値は、株式市場や売買によって、毎日変動するからです。ニュース等をみても株価って、毎日変動していますよね。債券の価値も、市場の金利が高くなったり低くなったりすると、値段が変動するのです。
そしてその、株式や債券の値段の変化による運用の成果を、良い時も悪い時も契約者がもらう金額に反映させましょう、という商品が、変額保険だからです。
仕組みとしてはこうです。
①契約者が選んだ特別勘定をもとにソニー生命が、株式や債券で運用する
②運用先の価値が高くなれば、保険の価値(保険金額、解約返戻金額)が増える
③運用成果が好調で、予定利率の3.0%(※2019.2月に、3.5%⇒3.0%に改定された)を超えている場合は、超えている部分だけを引き出すことができる(年2回まで)。
という仕組みです。
仕組みが複雑ですが、伝わりますでしょうか?
ちなみに、ソニー生命の変額保険の8種類の特別勘定は、契約者が1%単位で自由に(※1)配分を決めることができます(途中変更も可能です)。
8種類の特別勘定の種類と内容は具体的には以下のとおりです。
名称 | ベンチマーク | 運用方針 |
---|---|---|
株式型 | 日経平均株価 | 上場投資信託(日経225型ETF)を主体に投資を行い、株式市場との連動性を確保する |
日本成長株式型 | TOPIX | 追加型株式投資信託「フィデリティ・日本成長株・ファンドVA3(適格機関投資家専用)」に投資を行う |
世界コア株式型 | MSCIワールド・インデックス | 追加型株式投資信託「ワールドエクイティ・ファンドVL(適格機関投資家限定)」に投資を行う |
世界株式型 | MSCIワールド・インデックス | 有力な無形資産(ブランド)を保有する企業に注目し、更にファンダメンタルズ分析を行うことにより世界各国の株式に分散投資を行う |
債券型 | ー | 中長期的に安定した運用利回りを確保することを目標に、円貨建債券を中心としたポートフォリオを構築する |
世界債券型 | シティ世界国債インデックス | 金利の分析により、実質金利が高く、長短金利差が大きく、かつ経済環境が良好と判断される国に投資を行う |
総合型 | ー | 円貨建債券ポートフォリオから安定した利息収入を確保しつつ、経済・金融情勢を分析し、中長期的に投資リスクに比べて期待収益率が高いと判断される資産に積極的に資産配分を行う |
短期金融市場型 | 短期金利 | 短期債券および短期金融商品を中心に投資を行う |
ちなみに、【株式型】では、以下のような会社の株式や投資信託(下記はあくまで一部です)で運用されており、
・ファーストリテイリング
・ソフトバンクグループ
・ファナック
・KDDI
・東京エレクトロン
・京セラ
・ダイキン工業
・日経225連動型上場投資信託
・上場インデックスファンド225(そのほか多数)
知名度のある会社が多いですね。具体的な投資先は随時、見直し変更されています。ちなみにどこの会社に投資するかの個別銘柄までは、契約者が指定することはできません。
また、【世界株式型】では、以下のような会社(こちらもあくまで一部です)の株式で運用されております。
・Unilever PLC(イギリス、家庭用品)
・Reckitt Benckiser Group PLC(イギリス、家庭用品)
・Microsoft Corp(アメリカ、ソフトウェア)
・Alphabet Inc(アメリカ、ソフトウェア)
・Altria Group Inc(アメリカ、食品)
・Accenture PLC(アイルランド、ソフトウェア)
・Reynolds American Inc(アメリカ、食品)
・L’Oreal SA(フランス、家庭用品)
・Novartis AG(スイス、医薬品)
・GlaxoSmithKline PLC(イギリス、医薬品)
特に、世界株式型では、2016年11月のアメリカ大統領選において共和党のトランプ氏が勝利してからは、株価が上昇しています。
良好な雇用環境や堅調なアメリカ経済を背景として、ニューヨークダウ(アメリカの株価指数のこと、日経平均株価のアメリカ版といえます)の株価が連日で最高値を更新するなど、運用成果が非常に好調なので、変額保険の世界株式を選んでいる方は、利益が上がっているので、この機会で運用益を引き出している方が多いですよ。
筆者の周りの契約者何人かにも聞いてみましたが、予定していなかった臨時収入なので嬉しいようですね!
それでは、実際にどうやって運用益を引き出すのか?具体的な手順を説明していきます。
運用益の引き出し方の具体的な手順
運用益の引き出し方ですが、お客さまWebサービスを登録していると、便利です。
登録している場合とそうでない場合とで分けてご説明していきます。
お客さまWebサービスを登録している場合
①お客さまWebサービスにログインして、
⇒契約内容の照会
⇒変額/外貨詳細情報
⇒変動保険金額
の金額を確認し、運用益が引き出せる所定の額(1万円+月額保険料)を超えているか?を確認しましょう。
※例えば月々の支払い保険料が、5,000円だったのなら、15,000円以上プラスになっていれば10,000円を引き出すことができます。
②ソニー生命カスタマーセンター(0120-158-821、受付時間9:00~17:30、土日祝も可)に電話する
担当者に『変額保険の変動保険金額の減額手続きをしたい。』と依頼して、必要書類(郵送 or 電子請求書)の手配をお願いしましょう。
以前は書面での手続書類の返送が必須でしたが、現在は、「電子請求書」という、カンタンな手続きが可能になっていて、全てお客さまWEBサービス上で完結します。
書類を送る手続きが要らないので、楽ですし、手続きも書類に比べて4~5日程度は早いです。電子請求書がソニー生命に到着してから、2~3日で振込みしてくれます。
(保険料引き落とし口座以外でも、本人名義の好きな口座を指定することができますよ)
お客さまWebサービスを登録していない場合
お客さまWebサービスを登録していない場合は、いくら引き出せるかをWeb上で確認できないので、直接、ソニー生命カスタマーセンター(0120-158-821)に電話して、引き出しの手続き書類の郵送をお願いします。あとは届いた書類に記入して返送すればOKです。
どの程度の運用益が出ているのか?定期的な書面でも確認できます
変額保険の契約者ごとの運用成果は、ソニー生命から毎年1回、ハガキが郵送されてくるのでそれで確認ができます。
もしくは、親切な担当者ならば、「運用益が出ているのでお金を引き出せますよ」、とアドバイスしてくれることがあるので、連絡してくれる担当者ならば、親切心に乗っかりましょう。
ちなみに、時々受ける質問として、増えている運用益を引き出してデメリットなどはないのか?についてお伝えいたします。
増えている部分(運用益)を引き出しても、基本的にデメリットはありません
増えている部分(運用益)を引き出しても、基本的にデメリットはありません。
その理由として、
変額保険の積立金の額は、商品の性格上、株式相場と連動していますので、毎日、変動しています。
増えている変動保険金を引き出すと、増加保険金は減りますが、プラスになっている部分だけを引き出すわけなので、基本保険金額(終身型や有期型なら、死亡・高度障害の時に受け取ることができるお金)は、契約の時に決めた金額が最低保証されているのです。
では仮に、運用益を引き出さなかったらどうなるのか?
というと、積立金は複利運用で増えていくので今以上に増える可能性はありますが、逆に株価が下がると、せっかく増えた運用益も無くなってしまう可能性がありますから、増えている部分は引き出せるうちにもらっておくほうが、お得なのです。
ただ、変額個人年金だけは、老後の備えとして将来の積立金を増やしていく目的で加入されているはずなので、引き出さずに置いておくほうが良いのかな、と思っています。
最後に、受け取った時の税金面は、どうなるのかをお伝えします。
運用益を引き出した時の税金は一時所得になります
運用益を引き出した時は、一時所得として所得税・住民税の課税対象になりますが、実際に税金がかかることは少ないです。
なぜならば、【一時所得】ならば税金を計算する際に、
運用益から一時所得の特別控除額(50万円)を引き、その結果に1/2を掛けたものが、課税一時所得となりますので、
要は50万円を超える運用益を引き出さない限り、課税されることはありません。
(収入 - 経費 - 50万円(特別控除額))×1/2
つまり、1年間で受け取った運用益が50万円以下であれば、税金はかかりませんし、仮に受け取った運用益が100万円だったとしても、先ほどの計算式で計算すると
100万円-50万円(特別控除額)✕1/2⇒25万円 となり、計算結果の25万円は一時所得として、給与所得などの他の所得と合算されて総合課税されますから、税率10%と仮定しても、実際の納付する税額は2万5000円ということになりますから、大きな金額ではないでしょう。
※経費には契約者が支払った保険料も含まれますが、詳細は保険会社や税務署に都度、ご確認下さい。上記の説明は一般的な月払いや年払い契約の取り扱いです。保険料を一時払いにして、契約してから5年以内に解約した場合は、一時所得ではなく、約20%の源泉分離課税の扱いとなります
おわりに
いかがでしたか?
ソニー生命変額保険の運用益の引き出しとして、お伝えしてきましたが、最後に筆者からのアドバイスとして、すでに変額保険を契約されている方や、これから加入を検討されている方にいくつか、お話させて下さい。
・運用益を引き出すためには、特別勘定で利益を出さなければなりません。ソニー生命が用意している【積極型】や、株式の割合が多めのポートフォリオで運用することで、運用益を引き出すチャンスが増えますので、運用益の引き出しを狙うならば、積極的な運用をおススメしたいところです。※2015年9月以降に新規契約された変額保険(終身型)に関しては、【株式系の特別勘定は50%まで!】という上限が設定されたので、現状で最も積極的なポートフォリオは、株式系+【総合型】になります。(総合型の約4割は株式での運用のため)
・運用益の引き出しができるのは、オプションA(終身型、有期型)の方です※Bは引き出せません。
・今から新規で選ぶのならば、変額保険(有期型)は、おススメ
以前は、ソニー生命の変額保険というと、変額保険(終身型)が、かなり良い商品でした。
しかし、2017年11月現在で新規で検討するならば、終身型は正直なところ、以下の理由で、商品力が弱くなってしまいました。
・特別勘定のファンドの制限が設けられてしまったこと
・保険料の値上げが実施されてしまったこと
その一方で、変額保険(有期型)は商品改訂されていないので、いまだに商品の強さは健在であり、しかも最長88才まで満期を先に設定することができるので、ほぼ終身といっていいほどの期間がありますからね。
貯蓄系のある保険商品の魅力がうすくなってきている中で、変額保険は数少ない、魅力的な商品であると思います。こちらの記事⇒「ソニー生命の変額保険の世界株式の評判!選ぶ時のコツを徹底解説!」にも詳しく書いていますので、ぜひご覧くださいね。
けれども保険は難しく、できるなら私が皆さんに直接コンサルすればよいのですが、そうもいきませんし、記事では伝えきれない所もあるので、対面での各社比較サービスをおススメしています。
以下で紹介している、①保険ゲート(来てくれるFP)、②来店型保険ショップ(ニアエル)、とも無料ですから、セカンドオピニオン的に使ってしっかりと比較するのもOKでしょう!
無料なのに、コンサルのレベルはかなり高いようです(^^♪
①訪問してくれるFP(ファイナンシャルプランナー)の無料相談「保険ゲ-ト↓」
保険ゲートの無料相談サービス♪
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皆さまのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
こちらの記事⇒「告知義務違反って契約解除されるの?保険料などを現役FPが解説!」
⇒「先進医療特約に重複加入しても受け取れない?現役FPが解説します!」
も一緒にいかがですか? ぜひご覧ください♪
コメント
初めまして
とても勉強になりました。
質問です。ソニーの変額保険有期20年A世界株式100%を始めて5年になります。こちらでは運用益を引き出してもデメリットはないとのことですが、担当のFPが積み立ての部分が複利で増えるのでもったいないから引き出さないほうが良いと言います。15年後に運用益を引き出す場合と引き出さない場合でどれくらいの差になりますか。
よろしくお願いいたします。
初めまして
質問です。
ソニー変額保険有期A20年に入り5年が経ちます。(世界株式100%)
こちらのサイトで運用益を引き出してもデメリットはないとのことですが、担当のFPが運用益は複利で増えるので引き出すのはもったいないと言います。満期になり運用益を引き出した場合と引き出さない場合の差はどれくらいになるのでしょうか。
こんにちは。
とてもよい質問をありがとうございます。
変額有期オプションAの、変動保険金(運用益)を、引き出すともったいない、もしくは、
先に引き出した方がいい、というのは
FPでも実は、意見が分かれるところです。
運用益は、その時点での、保有ユニット数✕ユニットバリュー(つまり時価)が、
予定利率3.5%を超えた部分を引き出すことができるのですが、
運用益を引き出す=保有ユニットを一部売却、要はユニット数を減らして
先に運用益の一部をもらう、ということなので、先にユニット数を減らしてしまうと
ユニットバリューの上昇カーブが高ければ高いほど、複利で増える幅を先に取ってしまうことになります。
その意味では、ご指摘のとおり、引き出してしまうともったいない、です。
(逆に、ユニットバリューが下降カーブを描くならば、先に取っておいたほうがお得です)
2018年時点での世界株式ですと、上昇幅が大きかったため、
特別勘定の上昇カーブが高いほど、ユニット数を減らすと
複利で増える機会を逃してしまう、というのが正解ですし、
その一方で、日本株式型のように上昇幅はそこそこでアップダウンを繰り返しているような特別勘定であれば、
むしろ、下がる前にもらっておいた方がお得、ということになります。
ですが、世界株式のようなファンドは、上昇基調を前提に期待して契約していると思うので、
より複利で増えるのは、引き出さない場合のほうです。
変動保険金の減額は、ソニー生命の社員さんでも正確に説明できる人は
多くはないですし、かなり複雑な商品のため、
「15年後に運用益を引き出す場合と引き出さない場合でどれくらいの差」については、
設計書の記載された表を見ながらのレベルになると思うのですが、
担当FPの方から図を書いてもらいながら解説を聞いたほうが
よいと思いますよ!
スッキリと回答できなくて、申し訳ありませんが、お役に立てば嬉しいです。
分かりやすい説明、ありがとうございました。
ネットで色々見ていて「引き出した方がお得」という書き込みを多く見て、担当のFPがよく分かっていないのか?と思いました。
11月は下がりましたが10月の運用益が結構高く、引き出すなら今か?と思ってしまったもので…
瀬川さま
担当のFPの方が、置いておいたほうがよい、と言えるのはちゃんと分かった上でと
思いますよ。
私などは自分が使いたいので、ついつい先に引き出してしまいますけどね!
コメントありがとうございました。
お聞きしたいことがありコメントします。
老後を考えて少しでも資産を増やせないかと保険の相談をしたところ
マニュライフ生命の未来を楽しむ終身保険を勧められました。
豪ドル 200万 ターゲットタイプ 100% 15年 目標値200% です。
今一つ理解しきれいてないのですが、どうなんでしょうか。
kenken様
コメントありがとうございます。
マニュライフ生命「未来を楽しむ終身保険」は、確かに少々難解な商品ですが、
預けたお金の2割程度は、(債券だけでなく)株式等の積極資産で運用される、ということもあって、
目標(ターゲット)値の達成は期待しやすい商品と思います。
特に、現在時点(2018.12月)は、少し株価が下がったので、購入数が多くなりますし、
豪ドル-日本円の為替レートが、1ドル82円程度、と円高傾向にあるので豪ドルでいくのもあり、
でしょう。
けれども、目標値200%は、高すぎて達成に相当時間がかかる(もしくは達成しない)気がするので、
目標値120~130%程度にして、達成したら全解約し、商品を乗り変えていくのも良いかもしれませんよ。
そして、老後を考えて、であれば、ターゲットタイプもよいですが、定期引き出しタイプもぜひ、
聞いてみて、比較してみて下さい。
元本は減らさずに、運用利息だけを毎年もらい続けるタイプなので、老後ゆとり資金として活用できると思います。
ご参考になれば幸いです!
回答ありがとうございました。
検討してみます。