サラリーマンの方なら年末調整のときに、保険会社から届いた控除証明書を会社に提出して、所得控除を申請していますよね。
このときに、生命保険は記入する欄はあるのに、
・自動車保険は書けないの?
・自動車保険は控除できないの?
と、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか??
いきなり結論ですが、自動車保険の保険料は、基本的に控除できません。
自動車保険の保険料は、基本的に、保険料控除の対象外です
自動車保険の保険料は、基本的に、保険料の控除を申告して、節税をすることはできません。
会社経営や個人事業をされている方のみ可能なので、一般の個人はあまり関係がないですね。
ちなみに、2017年11月現在で、保険に関する所得税法上の控除として認められているのは、
- 社会保険料控除(国民年金、厚生年金、雇用保険料など)
- 生命保険料控除(死亡保険や医療保険、個人年金の保険料など)
- 地震保険料控除(地震保険のみです。※火災保険は対象外)
の以上、3つのみになります。
では、なぜ、自動車保険は保険料の控除ができないのでしょうか?
なぜ、自動車保険は保険料の控除ができないの?
法律で決まっているから、
というとそれまでなのですが、、
日本の税法では、自動車は生活必需品ではなくて、ぜいたく品や、し好品である、という考え方が根底にあるからだそうです。
ただ、都会で生活しているなら、自動車はなくても大丈夫かもしれませんが、地方に行くと公共交通機関も発達していない(電車やバスの路線や本数も少ないですからね)ので、車がなければ実際に、生活していくのが難しい場所が多いのも現実です。
そして、保険料が負担で、自動車保険に加入せずに街中を走っている車も、意外に多いですからね。。。
保険に入っていない車に衝突されたら、って思うと不安になります。
自動車保険も控除ができて、節税のメリットが受けられて、保険の加入率が上がれば日本の車社会の安全にも、つながるのにな、とも思います。
昔は、ぜいたく品だったかもしれないですが、税法も時代に合わせた変化を期待したいところです。
お役立てば嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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