先進医療特約は本当に必要か?現役FPがアドバイスします!

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先進医療特約は本当に必要なのでしょうか?

何となく必要そうな気もするけれど、よく分からないし、本当に必要なのかな?と悩む方も多いと思います。

先進医療特約は、医療保険やガン保険に特約(オプション)として付けられるもので、月々の保険料は、100円程度と安いけれど、よく分からないまま大切なお金を払うのは、気乗りしないですからね!

そこで今回の記事では、

・先進医療って何?  という基本的なところから、
・本当に先進医療特約が必要なのか?
・もし付けるならどんな注意点があるの? など

を専門家の視点から、お伝えしていきます!

それでは早速、先進医療とは何?からお伝えします。

先進医療とはいったい何なの?

先進医療は、これまで難しかった病気に対して高い治療効果や身体への負担軽減が期待される最先端の医療のひとつです。

その昔は、高度先進医療(こうどせんしんいりょう)とよばれていました。
先進医療は、2017年5月時点で103種類の技術が国から認定されて、全国各地で実施されています。
主な先進医療の一覧と実施件数などをまとめてみました。

主な先進医療まとめ(年間実施件数順)

先進医療の名称(技術名)特徴平均費用(自己負担)年間実施件数平均入院日数
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術白内障(眼の水晶体が濁る病気)の治療法。15分程度の手術で痛みもない55万円11,478件1日
陽子線治療切らずにガンを死滅させるので身体への負担が少ない276万円2,016件9日
重粒子線治療切らずにガンを死滅させるので身体への負担が少ない309万円1,787件10日
高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術腺筋症部分だけを細かく切除する子宮腺筋症の手術30万円145件11日
腹腔鏡下広汎子宮全摘術早期の子宮頸ガンの手術。出血量も少なくてすむ74万円136件13日
内視鏡下甲状腺悪性腫瘍手術内視鏡による甲状腺ガンの手術。手術の跡が目立たない26万円106件7日
(『厚生労働省「第49回先進医療会議資料 平成28年度実績報告」』より編集、加工)

最先端の治療と聞くと、いかにも効果がありそうですよね!

ただ、先進医療には大きな注意点があります。

先進医療は、国(厚生労働省)から認定された医療技術でありながら、公的医療保険(健康保険)が使えない治療のため、技術料(治療費)が全額自己負担となってしまう、というもの。

ひとつの例として、上の表のように、ガン治療の先進医療では自己負担額が300万円以上する治療もあります。
300万円が全額自己負担、となると、なかなかハードルが高いですよね!
そんな大金どこから用意しようか、と困ってしまいます。

しかし、保険会社の【先進医療特約】に入っていれば、この係った技術料(治療費※ガンの重粒子線治療ならば約300万円)が全額、保険会社から給付される、というものです。

そして、先進医療特約は、月々の保険料も100円前後、とかなり安いのです。
安すぎてびっくりしますね!

しかしそもそも、なぜ先進医療特約の保険料はそんなに安いのでしょうか??
安いのには理由があります。

先進医療特約が安い理由

安い理由はひとつ。

ズバリ、利用者が少ないから、です。
どうして利用者が少ないのかというと、

・先進医療はまだ新しい医療(制度は2006年からのスタート)の技術なので認知度が低い(先進医療で治療できる病気であっても、存在自体が知られていない)

・全国どこの病院でも先進医療を受けられる、というわけではない(治療の種類によって実施できる病院が限定されていて、ガンの重粒子線治療では全国5カ所でしか実施されていないので、遠方に住んでいる人は行きにくい)

以上のような理由から利用する人が少ないのです。

利用する機会が少ないならば、付けなくていいんじゃないの?

せっかく先進医療を付けても利用する機会が少ないのなら、そもそも付けなくてもいいんじゃないの??と、思う方は多いです。

そのお考え、よーく分かります。

ただ、もし先進医療を使う、となると、先ほどお伝えしたように、

技術料(医療費)が全額自己負担!

なので、先進医療で一番多く利用されている『白内障(はくないしょう)』の治療でも、約50万円が自己負担となってしまうのです。

白内障とは?:目の中の水晶体が白くにごる病気。目の前が白くかすんだり、まぶしくて前が見えにくくなる。原因は加齢によるものが多い

ガンの先進医療では約300万円もの自己負担(健康保険の高額療養費の対象にもなりませんから、全額自己負担)にもなります。

つまり、確率は少なくても、使った時の経済的ダメージがものすごく、、大きいのです

例えると、自動車保険のようなもので、交通事故もそうそう起こすものではないですが、相手をケガさせたり、物を壊したりすると、病院代や修理代、休業の補償、慰謝料等々、損害賠償を請求されてしまいます。

いきなり大金を請求されても支払えないので困る、ということで多くの方が自動車保険に入られていると思うのです。

先進医療に関していえば、

自身や自身の大切な家族が病気で困っているのに、お金が無いからあきらめる、

のではなくて、

質の高い医療を選べるならば少しでも良い治療を受けてほしい、と思うもの。

それが月々100円程度の保険料で安心を買えるのなら、付けておくのがおススメ、
としてこの記事では、先進医療特約は必要、とお伝えします。

そして、先進医療を付ける、となった時の注意点を、いくつかお伝えしておきます。

先進医療特約を付ける時の注意点3つ

①先進医療特約は、ガン保険でなく、医療保険に付けましょう!

医療保険に付ければ、ガンも含めて全ての先進医療が適用範囲となります。
しかし、ガン保険に先進医療特約を付けると、適用範囲がガンの先進医療のみとなってしまうのです。
先進医療はガンだけじゃないですから、ガン以外の先進医療でも使えるようにしておきましょう!

②付けるかどうか悩むならば、最初に付けておくべき!

悩むならば始めに付けておいたほうがよいです。
後から外すのは可能な場合が多いのですが、後から先進医療を付けたい、と思っても中途付帯できない商品が多いので、悩むなら最初に付けておきましょう!

③「一つの会社で先進医療特約を重複して加入することはできない」というルールがあります

先進医療特約は、実際にかかった費用(実費)が給付される実費補償型(300万円の医療費ならば300万円ピッタリ受け取れる)の保険です。
入院保険のように、一日いくら、とかでもらえる保険ではないので、ひとつの会社で重複して先進医療特約を付けることは出来なくなっているのです。

まとめ

いかがでしたか?
まとめると、先進医療は、

  • 国が認めた最先端の治療だが技術料(治療費)は全額自己負担。
  • 利用する人はまだ少ないが、付けておかないと自己負担が高額になってしまう。
  • 特約の保険料は月々100円程度なので、迷うならば付けるのをおススメ。
  • 付けるなら、ガン保険でなく医療保険に付けておきたい。

となります。

保険を検討しておりますと、先進医療に限らず、本当に必要かそうでないかは悩むところですが、月々100円程度の保険料で安心を買える特約なので、この記事の読者の方には後で後悔されないよう、先進医療特約は必要、とお伝えしたいと思います。

ご参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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