ソニー生命の変額保険【バリアブルライフ】が2016年2月、2016年10月に値上げされました。一年で同じ商品が2度も値上げするのは珍しいことです。ちなみに今回値上げされたのは終身保険タイプのみで、有期保険(養老保険タイプ)と、個人年金タイプは変更なしでした。
筆者はこの3商品は個人的に全て契約していますが、今回の記事では、
■値上げの内容について
■値上げされたが、実際のところ加入する価値はあるのか?
について書いていきます。
まずは、今回の保険料値上げの内容についてです。
バリアブルライフ(終身型)の今回の値上げの内容
まず、そもそも保険の基礎知識的な話になりますが、
生命保険の保険料は
3利源(さんりげん)とよばれる
①予定利率・・・高いほど保険料が安くなる
②予定事業費率・・・高いほど保険料が高くなる
③予定死亡率・・・高いほど保険料が高くなる
の3つの要素で計算されています。
ちなみに今回の改定は、②予定事業費率のUPでした。
予定事業費率とは、保険商品を運営していくなかで必要となる事務経費(要は運営費用)のことです。これが上がったということは、単純に事務経費が上がったための保険料UPということになります。
特に50~60代の保険料は高めに設定されたので、他社の例えば低解約型終身保険よりも保険料は高くなってしまっています。
値上げされたが、実際のところ加入する価値はあるのか?
実際、値上げされたことで加入する価値はあるのでしょうか?
その答えとして、
値上げされたとしても目的によっては加入する価値は大いにあり です。
理由を詳しく解説します。
保険料が安いから、という理由では、今回の改定で事業費率がUPしてしまった訳ですから加入する価値は薄いでしょう。
しかし、
変額保険はインフレ対策が出来る、というのが最大のメリットです。
保険に加入しながら、将来の物価上昇に見合った積立金であったり、保険金を受け取ることができる、
という目的で加入するならば、本来の商品設計に合った入り方なので、加入する価値は大いにありです。
また、今回、保険料が改定(値上がり)したのは終身保険タイプのみで、有期保険(養老保険タイプ)と個人年金タイプは変更なしですから、この2商品も魅力が多い商品ですからね!
まとめ
いかがでしたか?
変額保険の魅力や、特別勘定のファンドの上手な選び方については、別の記事でも紹介しますので、ぜひご覧下さい!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。